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駆け出しエンジェル投資家・山本真司の起業家発掘日誌ビジネス

第3回 「上場を目指さない」ユニコーン企業に投資を!(1/4ページ)

2015.10.05

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 私は外資系経営コンサルティング会社の経営職を経て、独立し働いている。働く理由の一つは、夢と志を高く掲げる若者の起業・スタートアップを応援するための金を稼ぐためだ。リターンは、投資事業の成果だから、リターンが出るようにアドバイスするし、自らも取締役として経営に参画もする。

 でも、期待するリターンは「ゼロでも構わない」という気持ちで投資している。外部の資本は預かっていないので、「儲けろ!」というプレッシャーは受けていない。もちろん寄付で投資をしているわけではない。事業に成功してもらいたいのだ。それもでかい成功をお願いしているし、自分もそのために努力したい。

山本真司・パッション・アンド・エナジー・パートナーズ株式会社代表取締役(写真撮影:加藤康、以下同)

 いままでの起業家支援と何が違うか? 前回の連載では、私は、ただひたすら起業家のためだけに働く起業家の代理人だという話をした。それは、お金の魔力に犯されないように気をつけながら、でかい夢、でかい理想を一緒に実現するためだ。本気で若者の力で世界を変えるためだ。

 ベンチャー投資だから、スタートアップ投資は、特に当たればでかい。

 「初期のスタートアップに投資するので、その後の失敗率は高いが、当たればその他の外れたディールをまかなえるぐらいの大きなリターンが得られるのが魅力だ。」(出所:エンジェル投資家の裏側教えます【インタビュー】シリコンバレーのスーパーエンジェル投資家:ロン・コンウェイ 筆者:Brandon K. Hill/CEO of btrax, Inc.)

 というのが常識だ。

 実際、ロイ・コンウェイは、Google、Facebook、Twitter、Paypalというスーパーな案件に投資した。とんでもない巨額のリターン成果を手にしただろう。しかし、一方、倒れてしまう会社も多いわけで、その損失をカバーし、次の投資資金を生み出し、投資家にもリターンを払わなければならない。

 私も投資先にはでかく成功してほしい。

 万が一IPO(株式の新規上場)でもして投資が大化けして利益が出たら、それを原資に次の投資もいろいろできる。しかし、私はIPOや、他社への売却により、自分の投資したスタートアップの会社がお金をもたらしてくれることを期待しないことにしている。IPOをして大儲けして金持ちになりたいとも思ってはいない。IPOがゴールになるような一時のバブルに乗っかったマネーゲームには全く興味がない。

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