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ヒューマンキャピタル/ラーニングテクノロジー 2015ビジネス

「ファックス使用」「エクセル職人」「外注」がブレークスルーを邪魔している(1/2ページ)

2015.07.16

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 2015年7月15日に東京・有楽町の東京国際フォーラムで開幕した教育関連展示会「ラーニングテクノロジー2015」のセミナーとして、Evernote日本法人会長の外村仁氏が登壇。「シリコンバレーに学ぶ、世界に通用するイノベーティブな人材の育て方」と題する講演を行った。

 米シリコンバレーに住んで15年目を迎えるという外村氏は、日本の技術は進んでいるものの、遅れていると感じることが3つあると語った。

Evernote日本法人会長 外村仁氏

 まず、ハードウエアをハードウエアそのものとして販売し続けることに問題があるという。ハードウエアそのものの機能だけでなく、ユーザーインターフェースの工夫、クラウドを利用して自動化するなど、ハード+ソフト+サービスを全部含めて商品化するという発想が足りないと指摘する。

 もう1つは、業種や業界の壁を超えて発想やビジネスが広がらないことを挙げた。

 3つめとして、ファクスを使い続けること、日本だけの「エクセル職人」がいることなど、古いテクノロジーの置き換えが進まないことも指摘する。フレキシブルに対応することで70年代、80年代は急成長したが、それが逆にブレークスルーを邪魔していることがあると外村氏は語った。

 10年後に役立つ人材を生み出すことを阻害する環境として、外村氏は4つの要因を指摘する。

 1つめは「スクラップ&ビルドをしない」ことだ。クリエイティブで創意工夫が好きで、何でもエクセルでこなしてしまうエクセル職人などの存在が、逆にはまり込んで逃れられない要因になってしまうという。

 外村氏は2つめに、「日本では当たり前のことで他の国にはないこと」として「外注」を挙げた。アプリもサービスも専門会社に外注してしまうと、テクノロジーの目利きができなくなってしまうと指摘する。3つめには「褒めない、けどdisる(けなす)のがうまい」ことを挙げた。

 さらに注目したいのが4つめの「オプトイン思考」だ。米国では「大きな問題もないしメリットも見えるのでとりあえずやってみる」という発想を多くの人が持つのに対し、日本では問題を指摘されることを恐れて「とりあえずやらないと言っておけば怒られないだろう」という発想を持つ。この考え方が新しことに挑戦する前向きな姿勢を阻害し、大きな問題になると外村氏は指摘した。

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