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 国内LCC(格安航空会社)のスプリングジャパン(春秋航空日本)が2月13日、成田・武漢、重慶線(14日)の運航を開始した。

 同エアラインは中国の民営企業、春秋航空の日本法人。2014年8月、成田発の国内線(広島、高松、佐賀)の運航を開始して以来、初の国際線就航となった。親会社の春秋航空が上海・茨城線を就航したのは10年7月。ついに日中双方向から国際線を飛び交わせるまでに成長した。

日系企業が進出している都市へ就航させたのだが…

 筆者が乗った重慶線初便の話から始めよう。

スプリングジャパン便はLCC専用の成田第3ターミナルを利用。陸上競技のトラックのようなラインが敷かれている

 スプリングジャパンが初めての就航地として武漢、重慶を選んだのは、日系企業が多く進出していること。日本でも人気の三国志がらみの観光地のアクセスに便利と、日本客の利用を想定した理由を挙げている。だが、実際には春秋旅行のツアーに参加したグループ客は少なく、大半は中国客だった。

 約5時間のフライト後、到着した重慶江北国際空港のタラップを降りると、多くの報道陣や花束を抱えた空港の女性スタッフが記念すべき初便客を待ち構えていた。地元の期待の高さをうかがわせる。同空港の国際線には現在、国内外19社のエアラインが運航している。

「热烈祝贺春秋航空开通重庆=东京航线(春秋航空重慶・成田線開通おめでとう)」の横断幕
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 中国の直轄都市で人口約3000万人を有する重慶は、西部開発の拠点のひとつだけあり、いまや高層ビルの立ち並ぶ大都会だ。海外旅行客を送り出せるだけの経済成長を達成している。

重慶は三国志の舞台をめぐる三峡クルーズの出発地として知られる
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