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職場を生き抜け!ビジネス

死んだところで会社も上司も責任をとらない(2/6ページ)

2016.12.27

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「ローパフォーマー」というレッテルへの恐怖

Q 「何か」とは、どのようなものでしょうか?

 組織の人材には、「2:6:2」の法則があります。「優秀な人が2割」「普通のレベルの人が6割」「劣るレベルの人が2割」と一般的には言われます。私はこの割合が、ある意味で健全であり、自然のことだと考えています。

(写真:PIXTA)

 ところが、最近は、「8:2」「9:1」という人材比の会社が増えているように感じます。つまり、「優秀な人」が8割、9割の組織です。残りの「2」や「1」が「ローパフォーマー」としてリストラなどの対象になりえます。辞めるように仕向けられるのです。多くの社員は、「ローパフォーマー」とレッテルをはられるのを恐れ、必死に働きます。

 電通がこのような状況になっていたのかはわかりかねますが、高橋さんのツイッターでの発言を報道などで知ると、「ローパフォーマーにはなりたくない」という心理に駆られていたようにも思います。「東大卒である自分が、ここで負けてはいけない」と奮い立たせていたのかもしれません。

Q 「落ちこぼれ」になることをなぜ、恐れるのでしょうか?私は、落ちこぼれであったから、「ローパフォーマー」でかまいませんが…。

 その考えになることができるのが、優秀なのだと私は思います。「落ちこぼれの何がいけないのか」「なぜ、ここまでして働かないといけないのか」と言えるのが、健全なのです。しかし、多くの人はそうは言えない。いざ社内で働くと、「ローパフォーマー」になりたくないと思うものなのです。

 東大卒の人だけが、そのような心理になるわけではありません。たとえば、偏差値が中くらいの私立大学を卒業した人たちも、やはり「ローパフォーマー」になりたくないという思いで、懸命に働きます。そのように仕向ける空気が、多くの日本企業にはあるのです。うつ病になっても、働かざるを得ない空気があるのです。

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