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職場を生き抜け!ビジネス

早稲田卒の25歳大手損保社員が「過労死」した(8/8ページ)

2016.11.16

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企業が隠ぺい体質を助長する危険性も

 私は、その議論や現在の報道のあり方に疑問を感じています。そこで、ある弁護士に、電通の「過労自殺」をテーマに取材交渉をしました。近く、取材をさせていただくことになりました。その弁護士は、今回の電通の事件に、少なくとも次のような問題を指摘していました。

 「長時間労働」「ステータスのある職場で横行する、いわゆるやりがい搾取」「パワハラ、アルハラ」「女性的であると同時に、男性的であることを求められる女性労働者」

 今回の事件により、企業が隠ぺい体質を助長する結果となったり、労働者を請負契約にして法適用を免れようという流れが加速したりする可能性があることも指摘しています。長時間労働の法的な規制に反対はしないものの、それだけで、過労死・過労自殺などの問題を克服するのは難しいのではないか、とも考えているようでした。

 読者の皆さんが、この弁護士に、過労死・過労自殺について尋ねたいことがあれば、書き込みの欄に質問を簡潔に記入してください。弁護士の取材の際に、回答をしてもらえるように試みます。数が多い場合は、こちらで選ぶことをいたします。その旨、ご理解ください。

吉田 典史(よしだ・のりふみ)
吉田 典史(よしだ・のりふみ)

 1967年、岐阜県大垣市生まれ。2006年以降、フリーランスに。特に人事・労務の観点から企業を取材し、記事や本を書く。一方で、事件・事故など社会分野の取材を続ける。
 著者に『封印された震災死その「真相」』(世界文化社)、『震災死 生き証人たちの真実の告白』『あの日、負け組社員になった…』(ダイヤモンド社)、『悶える職場』『非正社員から正社員になる!』(光文社)、『ビジネス書の9割はゴーストライター』(青弓社)など。近著に『会社で落ちこぼれる人の口ぐせ 抜群に出世する人の口ぐせ』(KADOKAWA/中経出版)がある。
 連載「職場を生き抜け!」は、『いますぐ「さすが」と言いなさい!』(ビジネス社)や『仕事なんかするより上司に気を使えよ (働く・仕事を考えるシリーズ)』(労働調査会)にまとめられている。
 雑誌では、『先見労務管理』(労働調査会)、『プレジデント』(プレジデント社)、『週刊ダイヤモンド』(ダイヤモンド社)、『週刊東洋経済』(東洋経済新報社)などで執筆。

Twitter:https://twitter.com/Yoshidanorifumi
https://twitter.com/Katigumi2
ブログ:http://plaza.rakuten.co.jp/yasushinori/

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  • 1.ますさん2016.11.22

    論点がずれているような気もします.
    長時間労働は過労死の要因ですが,それだけでは無いと思います.
    ライフワークバランスの確立は,非常に重要なことだと思います.
    ただ,楽しい仕事は少々残業が多くても気にならないこともまた事実だと思います.
    やりがいを感じたり,ここまでやりきれば終わりだと思ったり...
    別の面で,最近感じることであるが,
    どうも他人に対しての目が厳しくなってきていると思う.
    前に,電車内での携帯電話について非常に非難をしている人を見かけた,
    確かに電車内での携帯電話は控えるべきだし,非難している人が正しいのだろう.
    わたしは,でもそこまで言わなく手の良いのではと思うまで手厳しく言う必要も無い
    と感じてしまった.一言,言えば良いだけの話しだと思ったのだ.
    全体的に許せる範囲,つまり許容範囲が狭くなっているのだろうか,
    それは,現在の閉塞感や不安感などが反映しているからだろうか?
    また,ワイドショーやニュースなどで(これは昔からだと思うが)一度話題になると
    徹底的に調べ上げ(人間なのだから,無くて七癖なのに)ちょっとでも?がつく行動や
    習慣があるとそれ見たことかとばかりに責め上げる.
    これは,言ってみればマスコミが個人などに対してのいじめとも写る.
    要は,他人を責めても何も感じない人が増えているのでは無いだろうか
    些細なことを責め上げたり,ゴールを見せないで進ませたり
    (ゴールを店内については,昔聞いた話だが,ある実験で,
    ここに竹があります.まず,細い棒にしてください,
    その太さではダメです.これでは細過ぎます.とのダメだしがあり,
    ようやく竹の棒ができると,これを窯で焼いてください.
    焼いた炭が崩れるようではダメです.竹の棒作りからやり直してください.
    これでは,途中でやる気をなくす,最初にエジソンが作った電球の実験をする
    と言えばやる気が衰えないのに...つまり,目的と手順は両方がやる人にとって必要)
    言ってみれば,これはあくまでいじめであって,残業時間だけの問題では無いと思う.
    電通から始まって一連の流れが,長時間労働だけに集約するのは
    問題で,キチンと検証されるべきでは無いかと思う.
    この中で紹介されているようないじめは無かったのか?

  • 2.noname2016.11.16

    過労死と言うが 最近運転手の過労事故は当てはまるだろう。
    机に座る仕事では残業時間オーバー位では死なない。死にたくなるのは パワハラと言うより子供の世界にある「イジメ」である。
    だから上司の人間性が問われる。 まったく別のまったく個人的悩みによる自殺もあるが、大人でも人格が曲がるとイジメはある。

  • 3.No Name2016.11.16

    「早稲田大学」とか「大手損保会社」とか、長時間労働の問題をひきつけるには、「電通」もそうですが、そういったブランドで興味をひこうとします。でも長時間労働は大企業だけの話ではないはずです。まして大学名など全く関係ない。労基法を違反してたドンキホーテは罰金50万ですよ。電通もおそらくその程度のペナルティでしょう。50万なら、三田の労働基準監督署の人件費にもならないじゃないですか?労働行政の在り方を見直す時ではないでしょうか?個別企業の問題じゃないですよ。

  • 4.へのへの2016.11.16

    そのような企業の経営者や責任者を殺人罪で刑事告発できないのでしょうか?常務上過失や労基署認定の労災で済まされる問題ではないと思います。また会社説明会の内容と実務が違うのであれば、詐欺罪で訴えることも出来ないでしょうか?

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