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職場を生き抜け!ビジネス

早稲田卒の25歳大手損保社員が「過労死」した(2/8ページ)

2016.11.16

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大手損害保険会社で過労死した男性のケース

 まず、一例を挙げます。1989年11月19日、25歳で死亡した男性がいます。遺族は、「過労死によるもの」と受け止めています。会社は、それを認めていないと思われます。

(写真:PIXTA)

 男性は早稲田大学を1987年3月に卒業し、87年4月に大手損害保険会社に入社。横浜支店に配属され、営業に携わっていました。入社2年目、東京都中野区のビルで開かれた会議中に倒れ、病院に運ばれましたが、死亡。遺体は、最寄りの野方警察署に運ばれました。

 この死を、私は、1991年に発売された「日本は幸福(しあわせ)か―過労死・残された50人の妻たちの手記」(全国過労死を考える家族の会 ・編集) で知りました。内容は、1970年代~80年代に、過労死や過労自殺で夫や子どもを亡くした遺族(主に妻や母)が、手記という形で過労死について語っているものです。

 私がこの本を読み終えたのが、1998年。50人の過労死・過労自殺の中で、当時20代後半だった私がもっとも真剣に読み込んだのが、前述の営業マンの男性の母親が書いた数ページです。この男性に、私の年齢が近いことも関心をもった大きな理由です。

 その中から、「過労死の前段階」について考えるうえで参考になる箇所をいくつか、抜粋します。( )は、私が補足したものです。

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