トップ > 職場を生き抜け! > 職場を生き抜け!:「ブラック企業1歩手前」のDQN社員たち

職場を生き抜け!ビジネス

職場を生き抜け!:「ブラック企業1歩手前」のDQN社員たち(2/8ページ)

2015.06.10

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

取材相手を怒らせる未熟な編集者

 私は、フリー駆け出しのころに知り合った、中小零細出版社とは縁を切りたいと強く願ってきました。個人事業主である身からすると、疫病神でしかなかったのです。しかし、今回は魔がさして、その縁が復活してしまいました。私の心に隙があったのでしょう。

 取材当日、案の定、トラブルが相次ぎました。27歳の編集者は、その未熟さを遺憾なく発揮します。取材の相手は、総合病院の総務部長。本来は、インタビューをする前に5~10分をかけて、取材の趣旨、狙いを説明し、一定のコンセンサスを得ないといけないのです。そうでないと、人は安心して話さないものでしょう。安心させ、ある意味で精神的な優位に立たせてこそ、人は踏み込んだことを話します。

 ところが、この編集者は不安感を与えているのです。横にいる私はあまりの稚拙さに驚くと同時に、吹き出しそうになりました。取材趣旨を数分で簡単に説明しただけで、インタビューをいきなりするのです。総務部長は、「えっ?ちょっと待ってくださいよ」と、質問をしてきます。編集者は明確に答えることができません。

 挙げ句に、「写真撮影をする」ことも部長に伝えていなかったのです。おそらく、忘れていたのか、おぼろげにしか、取材の段取りを覚えていなかったのでしょう。このようなとき、編集者は部長の不満や言い分を聞いて、失礼があったことをお詫びし、撮影をなんとかさせてもらえるように頼むものです。しかし、編集者はお詫びを一切しません。ひたすら、撮影をすることを求めます。自分のことしか考えていないのでしょう。

 部長は怒りを押し殺し、「仕方がないか…」という雰囲気を漂わせます。通常、こういう場合、インタビューを続けると、どこかのタイミングで、部長が反転攻勢をしてくるのです。つまり、不満を晴らすきっかけを待っているのです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ログイン
  • マイフォローとは?
nikkei BPnet 会員サービス
トピックを選ぶ!フォローする 自分のメディアを組み立てる! マイフォロー

ランキング一覧を見る

おすすめ情報【PR】

締切間近のセミナー