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職場を生き抜け!ビジネス

職場を生き抜け!:揚げ足を取ることに熱心な人たち(6/7ページ)

2015.05.27

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実に哀れで、気の毒で、滑稽な人たち

 絶対に避けるべきは、上司の顔色をうかがうようになることです。こんなことをすると、上司の思うツボでしょう。笑いが止まらないはずです。部下であるあなたは自分の心のリズムを崩し、仕事もいつしかできなくなります。自分を見失うだけで、最後は、いよいよ、心の病になりかねません。気の毒なことに、「自分に非があった」と思い込んでいる人もいます。失意の退職をする人に取材で聞くと、こういうタイプが実に多いのです。

 これも、上司のレトリックの犠牲になっているのです。上司は、自らの不満を晴らすために、もっともらしいことを言い、あなたを苛め抜いたのでしょう。そのからくりを見抜くべきです。あなたに非があったのかもしれませんが、それはそれで処理するべきことでしょう。上司が必要以上に部下を叱りつけたり、因縁をつけたりすることには、なりえないでしょう。

 30代後半までくらいは、心のリズムが崩れたときに、それを時間内にリカバリーして、ハイレベルの仕事をするだけの力は持ち合わせてはいないはずです。それは、40代半ば以降のことでしょう。30代後半までは、上司にしろ、先輩にしろ、敵に回すべきではなく、深入りをすることもなく、淡々とした人間関係を維持しつつ、仕事を一定のペースで消化していくべきなのです。それが、会社員のあるべき姿です。

 私も、似たような立場です。この連載の記事を読んだ読者の中には、自らの怠慢や甘えにより、不遇の身の人がいることでしょう。その人たちから、理解に苦しむことを書かれても、その心理を見抜くようにしています。すると、実に哀れで、気の毒で、滑稽な人たちに思えるのです。こうなると、心のリズムを崩されることなく、仕事をすることができます。むしろ、職場で不満や不平を言い続ける人たちの観察ができる、という意味で、理解に苦しむコメントを楽しみに待つようになります。

「きっと、上司にはこういう勇ましいことが言えない、弱い身なのだろうな」
「記事の中に、痛いところがあったのだろう」
「おそらく、記事のこのあたりに不愉快なものを感じたがゆえに、誹謗・中傷を書き始めたのだろう」

 この人たちは、自分が「世界でもっとも不幸」で、そんな自分を認めない会社のことを憎くて仕方がないのでしょう。だからこそ、手当たり次第に、人を傷つけようとするのでしょう。自分に自信がない人のかわいそうな姿ではないでしょうか。悔しいならば、自信を持つだけの実績と地位をつかめば、いいだけのこと。それ以外、解決策はないのです。

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