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職場を生き抜け!ビジネス

職場を生き抜け!:「ヤバイ」ベンチャーより正社員300人規模の会社が安全パイ?(6/6ページ)

2015.05.13

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20代で自分の価値を決めるのは避けるべき

 それらを「感情の問題」として片づけるのではなく、「何をどうすれば、自分は空しさや寂しさ、やるせなさを感じなくなるのか」と考えるのです。その行き着くところに、自分の本来、やりたいことや進みたい道があるのです。理想をいえば、遅くとも学生の頃に、このようなことができていないといけないのですが、日本の10代の教育はある意味で破たんしていますから、止むを得ないことです。

 「きっかけ」が見えてくると、次の転職先(年齢でいえば、30歳前後で、転職は3回目)として、状況いかんでは、大企業やその関連会社にワープすることも可能になります。あるいは、名もなきベンチャー企業に戻ることも、1つの生き方ではあるのでしょう。私は勧めませんが…。ごく一部の(きわめて少数で、全国で50社もない)優れたベンチャー企業に移ることも可能かもしれません。可能性は相当に低いと思いますが…。このような「ベンチャーの中のベンチャー」は、名もなきベンチャー企業に埋没する人はお呼びではないのです。

 正社員の数が300人規模の会社で、1~6の条件の半数以上に該当する会社に10~20年と残り、部長や役員となっていくことも、1つの生き方だとは思います。私は、意識の高い20代には到底、勧めることができませんが、1つの生き方として否定はしません。

 これも強調したいところです。名もなきベンチャー企業にいて、冴えない経営者や役員から、いいカモにされていると、自分を卑下していくものです。「俺は、このレベルなんだ」というように。あなたが、30~40代ならば、「そのレベル」なのかもしれません。しかし、20代であり、純然たる素人でしょう。まさに「給料泥棒」のはずなのです。そのレベルで、自分の価値を決めるのは避けるべきです。会社員は、評価は上司がするものですが、値打ちは自ら決めるものです。

 あなたは、名もなきベンチャー企業に埋没するような人ではないのかもしれません。そんな軽い人生に、何の意味があるのでしょう。

【新刊のお知らせ】

5月17日に、新刊『会社で落ちこぼれる人の口ぐせ 抜群に出世する人の口ぐせ』(KADOKAWA/中経出版)が発売されます。連載『職場を生き抜け!』の記事、「落ちこぼれが得意げに口にする言葉」「抜群に出世する人の「15の行動」などをもとに、200ページを書き下ろしたものです。よろしければ、ぜひ、ごらんください。よろしくお願いいたします。(吉田典史)

吉田 典史(よしだ・のりふみ)
吉田 典史(よしだ・のりふみ)

 1967年、岐阜県大垣市生まれ。2006年以降、フリーランスに。特に人事・労務の観点から企業を取材し、記事や本を書く。一方で、事件・事故など社会分野の取材を続ける。
 著者に『封印された震災死その「真相」』(世界文化社)、『震災死 生き証人たちの真実の告白』『あの日、負け組社員になった…』(ダイヤモンド社)、『悶える職場』『非正社員から正社員になる!』(光文社)、『ビジネス書の9割はゴーストライター』(青弓社)など。近著に『会社で落ちこぼれる人の口ぐせ 抜群に出世する人の口ぐせ』(KADOKAWA/中経出版)がある。
 連載「職場を生き抜け!」は、『いますぐ「さすが」と言いなさい!』(ビジネス社)や『仕事なんかするより上司に気を使えよ (働く・仕事を考えるシリーズ)』(労働調査会)にまとめられている。
 雑誌では、『先見労務管理』(労働調査会)、『プレジデント』(プレジデント社)、『週刊ダイヤモンド』(ダイヤモンド社)、『週刊東洋経済』(東洋経済新報社)などで執筆。

Twitter:https://twitter.com/Yoshidanorifumi
https://twitter.com/Katigumi2
ブログ:http://plaza.rakuten.co.jp/yasushinori/

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  • 1.景人2015.07.09

     たいていいつもそうだけれども、筆者は実に正鵠を得た論考を書いておられる。批判的なコメントをされている大半の人も、主旨が汲み取れればきっと「ああ、そういうことでしたか!それなら良く分かりますよ。」と賛同されるようなことを、いつも書いておられるように私には思える。
     それで、こうして批判的なコメントがコメントが並ぶと、筆者は「こいつらどうして分からないんだ」と思いつつ、コメント諸氏を見下しておられるようにも見える。しかし問題は、分からず屋の読者ではなく、せっかくの素晴らしい考察の主旨を、伝わるように書かない(書けない?)筆者の側の問題であるように私には思える。あまりにもったいないと思うのだが、さて?

  • 2.No Name2015.05.28

    新卒でベンチャーに入った若者が、逃げ出すように規模の大きな会社に転職することが「職場を生き抜く」ってことなのかな?大体そういう気持ちで転職する若者に面接官を納得させられる退職理由とか志望動機を語れるのだろうかね?

    ところで、下のコメントでベンチャーで働くことを宝くじとか競馬?で一発当てるのと同じことのように言ってるコメントがあったけど、さすがにそれはベンチャーの人間に失礼じゃないかな?

  • 3.時代錯誤社2015.05.22

    今回の記事は、宣伝を兼ねているからなのか、妙に謙虚でつまらなかった。


    企業に順応する力も、成功する力もない、しがないライターという立場で、屈折したやる気に満ちた弱者の断末魔だからこそ滑稽で面白い文章であったのに。

  • 4.No Name2015.05.20

    >つまり今の時点で「ヤバイ」ベンチャーが、何年か先に「名のあるベンチャー」に成長する可能性はゼロではない。筆者は「今」という「点」でしか物事が見えていないのだろう。

    そんな宝くじや3連単1千万円狙うような勝負に人生掛けてリスク背負うよりは…ってことだと思うんだけど。
    (ベンチャーではないが)社員15人規模のベンチャー的環境も500人規模の中堅企業も数千人規模の上場企業も経験してるけどこの記事には概ね同意だ。

  • 5.@@2015.05.20

    う~ん、この記事はそんなに批判される内容かな?と感じます。うまく行ってないベンチャーと正社員300人規模の企業は怒ってもいいと思いますけど。これまでの中ではうまくいかなかった人へのアドバイスになってると思いますよ。

  • 6.No Name2015.05.19

    今や誰もが知っている世界的な企業でさえ、創業当時は名もないベンチャー企業だったということは珍しくない。最初は皆「名もないベンチャー」からスタートして、その中の一部の企業が「名のあるベンチャー」あるいはその先の企業に成長していった。つまり今の時点で「ヤバイ」ベンチャーが、何年か先に「名のあるベンチャー」に成長する可能性はゼロではない。筆者は「今」という「点」でしか物事が見えていないのだろう。

    まだ、筆者はベンチャー企業で働く人間を低く見ているようだが、ハイスペックな人間でなければベンチャーでやっていくことはできない。資金的にも環境的にも恵まれていないベンチャー企業に「ぼんくら」が居座れる場所などないのだから。むしろ筆者が推奨する「300人規模の中小企業」なら「ぼんくら」でも居座れる余地があるのだろう。このコラムを一読して「300人規模の中小企業がおいしい」という点だけは、筆者の考えに同意できる。

  • 7.No Name2015.05.19

    働く事の感動とか情緒とか、そういった事が一切ない。
    筆者が組織人を離れて長い時間がたつので、昔の事は覚えていないのかもしれないが。
    働く事は、ベンチャーやら中小やら大企業やら、そういった枠の中に収まるだけの、無味乾燥なものではない。
    世間知らずの学生向けのビジネス文章になり下がっているので、日経BPで扱うのはどうかと思う。

    あと、これだけ、様々な企業をこき下ろす筆者に、まともな取材ができているのか疑問。このような記者の取材を受けたいと思う企業人がいるのかどうか。

  • 8.No Name2015.05.19

    「名もなきベンチャーにしか入れなかった人」が、その先どうやったら300人規模の「安全パイ」な中小企業に入れるのでしょうか?そうした会社が「おいしい職場」なのかは分かりかねますが、入れなければ「絵に描いた餅」でしかありません。「名もなきベンチャーにしか入れず、そこですら大した活躍もできなかった人物」が、そうした会社に採用される根拠が分かりません。

    そのときの雇用情勢や「運」に左右される可能性はあるかもしれませんが、コラムを読む限りでは「夢物語」を書き綴っているだけにしか見えません。「願望」だけで人生が開けるのなら、そんな楽なことはありませんね。

    ところで、吉田さんって志が低い割には他人を貶すことだけは熱心ですね。

  • 9.No Name2015.05.14

    なんだろう・・・このイライラ感
    イノベーションを起こしたい会社がベンチャーでしょ?
    300人規模の中小?(ほぼ大手企業に入る基準ですね)
    安定だけを望むのか?
    大手なら安定するのか?
    ベンチャーはつまらない会社なのか?
    個人能力が低くても人を引き付ける人もいるでしょう
    松下幸之助さんも言われていることでしょう。
    このコラムは企業に対して他力本願というか自分の実力を伸ばす
    企業の中で自分を表現できるのかなどアドバイスは一切ない
    このコラムもイノベーションを起こしてほしい

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