「スマホ」の「ホ」が「フォン(電話)」であることをお忘れでは?
話が横にそれた。
本コラムでは、現在、音声メディア「電話」が廃れ、メールなど「文字会話」が圧倒的優位となりつつある現状を考察中であった。
元へ戻そう……。
ブログ:「ざっくりいうと、携帯電話の通話料金は国内一律30秒間20円で計算すると、2700円では、なんと67.6分も話せるんです」
「ちょっと待った!」
再び私は声を上げた。私に言わせれば「月に67.6分じゃあ、1日2分しか話せない。そんなんで満足する人間がどこにいる!!」だ。
怒りがこみ上げてきたのだ。
「話にならない!!(怒)」
……というこの話を某大学生にしたら「ブログの人の言っている方が普通じゃないかなあ」「スマホで電話って、いつしたか思い出せない……」などと、ふぬけたことをいう連中が現れた。
学生たちは「スマホ」の「ホ」が「フォン(電話)」であるという認識がほぼゼロだ……。
平均1カ月ではなく1日67.6分以上。取材めいたことになれば2~3時間連続通話も珍しくない私にとっては「通話し放題プラン」が万一廃止されたら死活問題。しかしこのサービスをさほどありがたく思わない人が増えているとのブログの主張は、残念ながらあり得る話のようなのだ。