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梶原しげるの「プロのしゃべりのテクニック」ライフ

27年目の初対面、娘が白血病を患ったある家族との交流(4/4ページ)

2016.12.01

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めでたく、ご対面……

 会えた!

梶原:「うわー! ど、どうも、すいません、こんな所まで……遠かったでしょう? ごめんなさい!」

 これが私の間抜けな第一声だった。しかし、ここでそれまでの尋常ならざる私の緊張がいっきに解けた。スタジオに現れたお母様が、ほぼイメージ通りの方だったからかもしれない。親しく長くお付き合いしていた懐かしい人に、久しぶりにあった感じだ。

 (テレビカメラが今何をどう撮っているのか?)

 この日は一切そんなことは飛んでいた。

 ご兄弟は、と言えば、命の恩人のおもちゃを横取りするほどやんちゃなイメージとは違って、麗しき上品なアイドルタイプで驚いた。今は看護士さんという「命を大事にするお仕事」に就いているとのこと。「お姉ちゃんの命を救うという大仕事」をした弟さんは、そんな気負いもなく(その頃は赤ちゃんだったし……)都会的なイケメンに成長していた。

 番組収録が終了後、はるばる皆さんでお越しいただいたお礼と、お詫びを申し上げた。

Aさん:「実は最初、局の人から連絡頂いたときは、怪しいなと思ったのよ。番組のことを説明してくださったんだけど、司会が誰々で、ゲストは誰々。みんな有名人ばっかり。これって『芸能人に、会わせてやるやる詐欺』じゃないかって。でも実際来てみたら、いろんな方に会えて楽しかったわ」

 お母様は仕事があり東京は1泊でお帰りになり、お子さんたちは姉弟仲良くちょっぴり観光に時間を割けたらしい。

 その後東京・北海道間で、メールやお手紙、お電話で、直接お話しできることとなった。北の大地からとびっきりのジャガイモまで送って頂いた。恐縮だ……。

 四半世紀にわたる「引っかかり」が解けた2016年はなかなかいい年だった、って、まだ今年は終わっていないか……。

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  • 1.MRT512016.12.07

    梶原さんの積年の胸のつかえがとれたであろう様が手に取るようにわかり、読んでいる当方にも何とも言えない安堵感が伝わってきました。
    きっとご両親は素晴らしい子育てをなさってきたことでしょう。そういう思いが込み上げてくるような出来事ですね。
    現実を伝えるお仕事をなさっている梶原さん。これからも素晴らしい出会いに恵まれ、心温まるエピソードを私たちに届けてください。

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