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梶原しげるの「プロのしゃべりのテクニック」ライフ

余市、前橋、熊谷の読み方は? 発音は「地元アクセント」でいいじゃない!(2/4ページ)

2016.11.24

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「地元放送局アクセント」で調べてみた

 それでは「地元放送局アクセント」から、試しに「余市」を見てみよう(表記は実際の辞書と異なる)。

よいち「余市」(地名・北海道)
《ヨ》イチ(頭高アクセント)
地元放送局では(平板アクセントの)ヨイチも使う

 「地元放送局アクセント」とは「地元局が地元の話題を放送するとき、地元の地名を発音するときに使用できるアクセント」と私は理解した。「地元放送局アクセント」とはいうものの、一般の地元の人に対して「全国共通のアクセントだけでなく、地元アクセントを使うこともありですよ」とのメッセージを送っている、気がする。大らかでいいなあ……。

 試しに「前橋」を新アクセント事典で引くとこうある。

まえばし「前橋」(地名・群馬)
マ《エ》バシ(中高アクセント)
地元放送局では(平板アクセントの)「マエバシ」も使う

(写真:PIXTA)

 生粋の「前橋っ子」は、平板アクセントで「まえばし」と発音してきた。ところが、前橋以外の、私を含むほぼ全ての「よそ者」は、現在「マ《エ》バシ」と中高アクセントで発音する。

 公共の場であるJR前橋駅に電車が近づくたび、車内に響き渡るアナウンスは「間もなく、マ《エ》バシ、マ《エ》バシー、マ《エ》バシに到着します」で、ホームのアナウンスも、もちろん「マ《エ》バシー」。「なんだかなあ……」と納得のいかない地元民も、今回の「新辞典の記述」には、心癒やされる気がするかもしれない。

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