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カラダに嬉しい豆知識「Dr.鷲崎の健康エビデンス」医療

尿蛋白の健診データに注意(1/3ページ)

~慢性腎臓病(CKD)を疑ってみる~

2015.08.17

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 ある大手企業で広報関係の仕事をしているRさんは56歳。一昨年から健康診断で尿蛋白陽性が出没するようになりました。ほかには特別な異常値はなく、もちろん自覚症状もなく、あまり気にしていませんでした。

 彼の会社の健康管理システムは尿蛋白陽性が2回続くと精密検査に廻すように設計されていますので、今回の健診の結果報告書には健康管理センターに相談するようにとのメッセージが書かれていました。

人工透析になる前に早期治療を始めたい

 担当保健師に連絡すると産業医面接に廻され、採血・採尿の指示がでました。結果はやはり尿蛋白陽性、しかし尿素窒素、クレアチニンなど腎機能を表わす検査データは基準範囲内、尿を遠心分離して沈んだ成分を顕微鏡でみる沈渣(ちんさ)の所見もたいした変化はありませんでした。

 しかし基準範囲内だったクレアチニンを計算式に入れて腎機能を計算してみるとやや低下の範疇にあり、腎臓専門医受診が望ましいとの結論になり、大学病院の腎臓内科を紹介されました。

 ここでも血液と尿の諸検査が行われ、最終的には塩分制限、肥満防止、飲酒制限などの一般的な注意と半年に1回、勤務先で検尿と血液検査をするよう勧められました。

 ここ数年、慢性腎臓病(chronic kidney disease、CKDと略す)についてその対策を見直す取り組みが世界規模で進んできています。特に人工透析になってしまう例が増加しています。

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