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カラダに嬉しい豆知識「Dr.鷲崎の健康エビデンス」医療

標準体重だからと安心はできない(1/3ページ)

健康診断で要精密検査だったら<その10>

2015.06.08

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身長は計測しない会社も

 身長は20歳過ぎればもはや伸びることはありえないという前提で、職場健診では身長の計測は省略していることが多いと思います。入社時の雇い入れ時健診のデータをそのまま定年退職時まで使っていることも少なくないようです。更に入社時の値でさえ、本人の申告値で済ませていることすらあります。

 でも身長の値は結構大切で、太っているか痩せているかを指数で表すBMI(Body Mass Index)は身長を基本に算出しています。すなわち身長をメートルで表わし、それを二乗して、22を乗じた値が標準体重です。例えば身長170cmの人なら、1.7×1.7×22=63.6が標準体重(kg)です。

 逆に身長170cmの人の実測体重が80kgだった場合は80÷(1.7×1.7)=27.7がBMIです。以前は身長(cm)から100を引いて、0.9を乗じた値を標準体重としていた時代がありましたが、低身長の人にはなじまないこともあり最近は使われていません。ちなみにBMIは18.5~25.0未満が標準で、18.5未満はやせ、25.0~30.0未満は肥満、30.0以上は高度肥満と判定されます。

 従って、BMIが25とか30などのギリギリ、スレスレの数値の場合、身長の実測値が正確かどうかで判断が異なることがあります。ある航空会社はパイロットの健診でBMIが30を超すと乗務できないルールにしていると聞いたことがあります。太り過ぎは種々の動脈硬化疾患につながるので困るのですが、身長のわずかな測定ミスで収入に関わることもあり得るので、正しい計測が求められるわけです。

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