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カラダに嬉しい豆知識「Dr.鷲崎の健康エビデンス」医療

脂肪代謝の改善には夕食を早めに(1/3ページ)

健康診断で要精密検査だったら<その9>

2015.06.01

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健診は365日のうちのたった1日のこと

 健康診断で要精密になる確率が高いのが脂肪代謝の項目です。平成20年度からの特定健診・特定保健指導での健診項目では脂肪代謝関係では中性脂肪、HDLコレステロール(善玉コレステロール)、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が必須項目になっています。長年健康診断の検査では有名だった総コレステロールは廃止されました。労働安全衛生法関係の健診項目も特定健診・保健指導に準じた内容です。

 脂肪代謝関係の検査項目のうち中性脂肪(トリグリセライド)は食事の影響を受けやすいため、食後何時間目に採血したかで結果が大きく左右されます。安定したデータを得るには食後12~14時間経過してから採血することが望ましいとされています。前日の20時~21時には夕食を終えてもらい、その後は水分のみの摂取はかまいませんがそれ以外のものを口にすることは我慢してもらいます。

 ただし、水分だけならOKとすると、一般の方は医療職からみて想定外の解釈をすることがあります。21時以降は食事は摂らずにビール、焼酎、ワインだけを明け方まで飲んでいたり、朝は砂糖たっぷりの缶コーヒーを飲んだり、ガムなら食事ではないと考えたり、駅の売店でビタミンドリンクを飲んだりなどしてから健診会場に来る人が時々います。

 こんなことをすると中性脂肪は確実に高値になり、再・精密検査の対象者にされてしまいます。健診は365日のうちのたった1日のことなので、採血のための条件は是非守ってほしいと思います。

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