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和田秀樹 サバイバルのための思考法ビジネス

ITが変えたアメリカ人のパーソナリティ(4/5ページ)

2016.12.20

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ITが消費行動までをも変えた

 私の留学中の印象では、アメリカ人というのは、高ければいいものでも買わないし、一度買うと、使い倒すまでは買い替えない。

 留学前の日本では(まだバブルがはじけていなかった)、車は4年でモデルチェンジになると乗り換えたし、新しくて性能がいいものが出たら高くても買った。ビデオデッキが出た当時は、当時の価格で25万円もしたのに飛ぶように売れたし、ビデオカメラだって同じくらいの値段で飛ぶように売れた。

 アメリカでびっくりしたのは、ビデオデッキが200ドルくらいで買えたのだが、日本の3年から5年位前の機種だったことだ。ウォークマンにしても30ドルくらいで買える代わりに、初代のものくらいぶ厚かった。日本では、3万円くらいしたが、カセットケースのサイズだった。外国人が秋葉原に来るのは、安いからでなく、本国で買えない最新機種が買えるからだと知ったのだ。

 自動車もボロボロになるまで乗り換えない。モデルチェンジのたびに日本だと乗り換える話をしたら驚かれることが多かった。

 そのアメリカ人が、高くてもアップルのPCやiPhoneを買う。新モデルが出ると行列を作る。

 景気がよくなったこともあるだろうが、ジョブズがアメリカ人の消費行動を変えたように思えてならない。

 いいものに金を使うようになれば(レストランだって高いけどおいしい店が増えた)、金がほしくなるし、それが昔と違う金のためなら休みを減らすアメリカ人を生んでいる。

 まるで日本と逆転しているように思えてならなかった。

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