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和田秀樹 サバイバルのための思考法ビジネス

本当に怖い依存症~ASKAさんとカジノ法案に共通の問題点(3/7ページ)

2016.12.06

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依存症は国を滅ぼしかねない

 アヘン戦争の例をとってもわかるように、依存症は国を滅ぼしかねない。当時の中国が、はるかに強いのがわかっているイギリスに戦争をしてまで、アヘンを厳しく取り締まろうとしたのも、これが流行ることで、風紀や治安が悪化したり、働かない(働けなくなった)人が増え、さらに健康被害を生じたりすることがわかっていたからだろう。意志の力でなんかやめられるものではないとわかっていたから、力づくでやめさせようとするのだ。

 ということで、昔の為政者は依存症の怖さがわかっていたし、それに対して毅然としていた。

 だから、流行るとまずい依存性物質や依存を生みやすい行為については、売った側だけでなく、買った側も罰するようにした。買った側が罰されるということで、それに近づかせない、最初からやらせないのが、一番の予防とわかっていたからだろう。

 覚せい剤にしても、一度手を染めてしまうと、意志の力でやめるのは困難だ。手を出させないようにするには、売った側だけでなく、買うと罪になるということを知らしめる必要がある。ある意味、被害者ともいえる買い手を罰するのはそういう意味がある。

 罪になるのがわかっていて、そういうものに手を出すとしたら、かなり反社会性が高い人ということになるし、逆に罪になることで一般市民が手を出すリスクは低くなる。

 ギャンブルにしても、依存性が高いことは昔の為政者はわかっていた。

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