トップ > 和田秀樹 サバイバルのための思考法 > トランプ勝利の精神風景

和田秀樹 サバイバルのための思考法ビジネス

トランプ勝利の精神風景(4/7ページ)

2016.11.22

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

エリートと反エリートの分断が顕著に

 意外性はないのだが、やはり節目が大きく変わった点がある。

 それは、アメリカに、保守対リベラルではない別の分断が起こったということだ。

 要するに、エリート対反エリートである。

 アメリカは日本人が考える以上に学歴社会である。

 頭のいい人に対する素直な敬意があるし、逆に知的レベルが低い人間はバカにされる。日本では、英語の読み書きを犠牲にして会話重視の英語教育が行われているが、アメリカでは、しゃべれるだけでまともに読み書きができない人はバカにされ、一生低賃金労働に甘んじないといけなくなる。会話が下手でも読み書きのレベルや知的水準の高い学者はものすごく尊敬される。

 そして、教育に十分な費用を払い、また勉強もしてきた高学歴者は、高い収入を得、高い社会的地位を得て当然と思われる。バラク・オバマ大統領にしても、黒人であったことばかりが注目されるが、クールと思われたことが最大の勝因だった。

 そういう国で、高い知的レベル、学歴レベルのIT技術者や起業家、あるいは金融エリートたちと、まじめに働くブルーワーカーたちの生活水準や雇用の安定の差がどんどん広がっていったのだ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ログイン
  • マイフォローとは?
nikkei BPnet 会員サービス
トピックを選ぶ!フォローする 自分のメディアを組み立てる! マイフォロー

ランキング一覧を見る

おすすめ情報【PR】

締切間近のセミナー