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和田秀樹 サバイバルのための思考法ビジネス

トランプ勝利の精神風景(3/7ページ)

2016.11.22

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日本のマスコミが言うほどトランプ勝利に意外性はない

 クリントン以降、民主党は労働者の政党というより、エリートの味方のように思われるようになったが、実際にITエリートや金融エリートが経済を引っ張ってくれるのだから、大統領選挙では強い。ただし、それに対する反発もあって、発展から取り残された地域では、大統領選挙でも共和党が勝つし、国会議員の選挙でも強いので、議会は共和党優位が続いている。

 余談になるが、私が留学した当時、日系企業は、雇用を支えてくれる上に、アメリカのドメスティックな会社より雇用条件がいいために、アメリカ人に好意的に思われていたし、日系企業の進出していた地域は親日的だった。それで、日本がアメリカで影響力を持ちたいのなら、スーパーチューズデーの選挙が行われる州に、日系企業の支社や、工場を移すべきだと私は主張したことがある。まったく相手にされなかったが、今でもそれを信じている。

 トヨタは、カリフォルニアからテキサスに北米本社機能を移すそうだが、中西部の人口の少ない州に移ってくれれば、その州だけでも親日州になるはずだ。それがスーパーチューズデーの州ならと思ってしまう。そういう州が10くらいあれば、親日派の人しか大統領になれないようになる。しかし、日本人の多くは西海岸と東海岸しかアメリカと思っていないようだ。

 ということで、流れとしても、共和党の強いところで共和党が勝ったという点でも、日本のマスコミが考えていたほど、トランプの勝利に意外性はない。

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