私が次々と本を出してこれた理由

 最近、著書が売れるようになってきた。

 昔ほど教育産業が儲からない(どころか赤字の)上、アンチエイジングのクリニックも、おそらく日本でいちばんまともなこと(というより、師であるクロード・ショーシャ先生のメソッドが優れている)をしていると思うのだが、世界中のショーシャ先生の提携クリニックでおそらくいちばん売り上げが少ない惨状だということもあって、これはとても助かる。

 『感情的にならない本』(講談社ワイド新書)は40万部を超えてからもなお売れ続けているし、同じ出版社から出した『自分だけはいつも「自分の味方」』(WIDE SHINSHO 227)はトーハンの新書のベスト10に入ったそうだ。『アドラー流「自分から勉強する子」の親の言葉』(大和書房)も毎月2回くらい増刷の通知が来る。

 その中で、景気よく増刷が続いている本に『五〇歳からの勉強法』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)という本がある。

 いつまで本が売れ続けるかわからないし、大ベストセラーといっても、ミリオンセラーなど出したこともなく、固定ファンもそう多いわけではない。

 ただ、私が毎月、3~4冊本を出し続けることができたり、収入減にしても、出版する本にしても、あれがダメならこれと次々チャレンジを重ねて、どうにか生き延びてきているものも(底辺文化人になったのは、27歳のときに『受験は要領』(PHP研究所)という本を出し、当時のベストセラーになってからだが、テレビに出るために自分を曲げないでも、どうにか生き延びている。来年で30年、消えた時期がないというのは、特別な才能のない人間としては、上出来だと思う)、この本に書いたようなことを心掛けてきたおかげだと思っている。