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和田秀樹 サバイバルのための思考法ビジネス

「縛りあう家族」考~親の責任と子の責任(1/7ページ)

2016.09.27

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多くの重大犯罪が親を追い詰めることに

 不起訴になったとのことだが、有名女優の息子がレイプ事件を起こしたということで、世間を騒がせている。

(写真:PIXTA)

 すぐに母親の釈明会見のようなものがあり、賛否は分かれるが、やはり批判的な意見が優勢なようだ。相手の女性との示談が成立して、子供は保釈されたが、刑務所に行かずにすんだからといって、それで問題が解決したわけではないだろう。

 母親のほうも憔悴しきっていて、女優をやめるのではないかという報道さえ飛び交っている。

 子供が犯罪、とくに重大犯罪を犯した場合、周囲の人間は親を責めるから、もとの住所にいられなくなったり、少なくとも親の側が自責の念にかられて、隠遁生活、うつ病、あるいは自殺をしたりするケースは少なくない。

 連続少女誘拐殺人事件の宮崎勤死刑囚(すでに刑死)や佐世保の女子高生殺人事件の加害者の女子高生を含め、何人もの親が命を絶っている。

 たまたま、私が臨床心理の大学院の教員をやっている関係で、私自身が直接にカウンセリングを行うわけではないが、それを行う大学院生などのスーパーヴィジョン(カウンセリングの内容を聞いて行う、アドバイスやコーチングのようなこと)などをしていると、そういう親の苦悩が痛いほどわかる。

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