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「3冊だけ」で仕事術向上! ――奥野宣之「ビジネス書、徹底比較レビュー」ビジネス

なぜ「リベラルアーツ」は「教養」より大事なのか?――隷属しない精神を養うための3冊(1/6ページ)

2015.11.27

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■今回取り上げる3冊
『人生を面白くする 本物の教養』
 出口治明/幻冬舎/864円
『本物の知性を磨く 社会人のリベラルアーツ』
 麻生川静男/祥伝社/1998円
『リベラルアーツの学び方』
 瀬木比呂志/ディスカヴァー・トゥエンティワン/2160円

なぜ今リベラルアーツなのか?

 今回のテーマは「リベラルアーツ」である。
 ごぞんじの通り、近年、たくさんの大学にリベラルアーツ学部ができている。おなじみの池上彰さんも本でその大切さを本でよく書いているし、勉強家のビジネスパーソンからも「これからはリベラルアーツが必要」といった言葉を聞くようになった。

 歴史上はじめて、日本でリベラルアーツが重視されるようになってきた、と言える。

 しかし、一般にその感覚が広がっているかと言えば、どうだろうか?
 筆者は正直いってあまりピンとこない。「リベラルアーツ」と聞くたびに、新党リベラルやピーター・アーツを連想してしまう。

「教養が大事ですよ」ならわかる。
 歴史や文学、芸術などを体系的に理解していれば、経済や政治のニュースから真相を読み解けるし、芸術もより深く味わえるようになる。仕事にもあらゆる局面でプラスになるだろう。そう思って筆者は、昔から本屋で「教養」の言葉が入った本を見ると必ず内容をチェックしてきた。

 そんな古くからの「教養」という概念があるのに、なぜ、いま「リベラルアーツ」なのだろうか。

 そもそも、リベラルアーツとは何か。

 直訳すれば「自由に生きるための学問」。広辞苑によると、「ギリシア・ローマ時代からルネサンスにかけて一般教養を目的とした諸学科。すなわち文法・修辞学・論理学(弁証法)の3学および算術・幾何学・天文学・音楽の4科の7学科」らしい。

 ますます、よくわからない。
 ただ、これほどのブームになるからにはきっと何かあるに違いない。

 現代においてリベラルアーツを学ぶことにどんな意義があるのか。
 そして、リベラルアーツは、何の役に立つのか。
 いろいろと疑問も湧く。

 そんなわけで、今回は新刊書の3冊から、「リベラルアーツ」について学んでみることにした。

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