トップ > 小宮一慶の「スイスイわかる経済!“数字力”トレーニング」 > 【2016年世界経済総括】利上げ後の米経済、揺らぐEU、低成長続く中国の行方

小宮一慶の「スイスイわかる経済!“数字力”トレーニング」ビジネス

【2016年世界経済総括】利上げ後の米経済、揺らぐEU、低成長続く中国の行方(1/7ページ)

2016.12.16

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 米連邦準備理事会(FRB)は12月13日~14日に開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、1年ぶりの利上げを全会一致で決めました。政策金利の誘導範囲を従来の0.25%~0.5%から、0.5%~0.75%へと0.25%上げる内容となりました。11月の雇用統計やGDPの改定値が比較的いい数字であったことから、利上げは市場の予測通りだったと言えるでしょう。
 問題は来年も順次金利を上げていくのか、ということです。1月20日にドナルド・トランプ氏が大統領に就任すれば、FRBも独立した機関とはいえ、トランプ氏の意向に目配りをしなければなりません。トランプ政権の経済政策を見極めながら、FRBはこれからどのように動いていくのでしょうか。米国経済の総括とともに考えてみたいと思います。
 また、来年は欧州にとっても大きな分岐点となるでしょう。今年は6月に英国のEU離脱が決まり、12月4日にはイタリアで憲法改正の是非を問う国民投票で反対派が勝利し、レンツィ首相が敗北し辞任しました。この結果によって、ポピュリズム政党「五つ星運動」が勢力を増す可能性があると指摘されています。彼らの主張はイタリアの「EU離脱」です。この流れの上で、来年にはフランスとドイツで首班が変わる可能性のある選挙が行われます。
 同じく、世界経済を読み解く上で重要な要素となるのは中国経済です。成長率の鈍化が鮮明となり、前回もお話ししましたように、日本にも爆買いの終了といった影響が出ています。
 今回は、今年起こった主要な出来事を振り返るとともに、今後の世界経済の動きを見極める上で重要なポイントをさらっていきます。

(写真:PIXTA)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 会員登録 ログイン
  • マイフォローとは?
nikkei BPnet 会員サービス
トピックを選ぶ!フォローする 自分のメディアを組み立てる! マイフォロー

ランキング一覧を見る

おすすめ情報【PR】

締切間近のセミナー