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【2016年日本経済総括】「マイナス金利」「消費減速」「激動の円相場」の3つがポイントに(1/8ページ)

2016.12.09

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 今年もそろそろ終わりに近づいてきました。今回は、2016年の日本経済の流れを振り返りたいと思います。それにより、日本経済の現状を正確に理解するとともに、2017年の日本経済を予測する重要な手がかりとなるからです。
 2016年の日本経済を見る上で重要なポイントは3つあります。
 1つ目は、日銀の金融政策です。まず、2月16日よりマイナス金利政策がスタートしました。これは、民間金融機関が日銀に預ける「日銀当座預金」の新規預け入れ分について、マイナス0.1%の金利が適用されるというものです。しかし、これは奏功せず、9月には「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」の導入を決定しました。
 2つ目は、消費の減速です。日本のGDPの約6割を支える個人消費が、今年はずっと前値比でマイナスになっていて、しかもマイナス幅が結構大きいのが特徴です。百貨店売上高も大きく減少しましたが、これは中国人観光客の爆買い終了が原因です。
 3つ目は、円相場です。年明けから円高がどんどん進んでいき、年初は1ドル=120円程度だったのが、8月には月中の平均レートが1ドル=101.27円まで円高が進み、一時は100.19円をつけました。ところが、米大統領選挙でドナルド・トランプ氏が勝利したことで、円相場も5カ月半ぶりに1ドル=110円台をつけ、その後、114円台まで円安が進みました。
 数々の大きなイベントがある中で、日本経済はどのように移り変わっていったのでしょうか。ポイントとなる景気指標を見ながら分析します。

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(写真:PIXTA)
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