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「もんじゅ」に代わる新高速炉計画はあまりに無責任だ(1/6ページ)

2016.12.08

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政府は「核燃料サイクル」の維持を決めた

 政府は廃炉が予定されている高速増殖炉「もんじゅ」(福井県)の代わりに新しい高速炉を建設する方針を固めた。11月30日に開いた官民合同の「高速炉開発会議」で高速炉開発方針の骨子をまとめ、今後10数年間で必要になる作業の具体的な工程を2018年中に示すことを明らかにした。

 この計画では使用済みの核燃料を再処理し、プルトニウム・ウラン混合酸化物燃料として高速炉や原発で使うことを考えている。つまり、「核燃料サイクル」の維持を決めたということだ。

 政府は12月中に関係閣僚会議を開いて、もんじゅの廃炉時期と併せて、正式に新高速炉計画の推進を決定する。

 僕はこれには反対だ。

 新しい高速炉の開発までには、いくつかの段階がある。まず「実験炉」、次に「原型炉」、「実証炉」を経て、ようやく「実用炉」となるのが常套である。もんじゅは、このうちの「原型炉」にあたる。

 原型炉のもんじゅが失敗に終わって廃炉になるにも関わらず、今回、政府は「実証炉」として新高速炉をつくろうとしている。実験炉が失敗だったのに、その先の実証炉をつくるというのは、あまりに無責任だと思う。

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