トップ > 田原総一朗の政財界「ここだけの話」 > 田原総一朗:パリ同時テロは「イスラム国」への空爆強化では解決できない

田原総一朗の政財界「ここだけの話」ビジネス

田原総一朗:パリ同時テロは「イスラム国」への空爆強化では解決できない(1/6ページ)

2015.11.19

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 11月13日金曜日の夜、フランスの首都パリで無差別テロが起こり、約130人が死亡した。その後、過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)が犯行声明を出し、「フランスがシリアでの空爆を続ける限り、標的であり続ける」と表明した。

本当に組織的なテロだったのか

 今回のテロには、一つの大きな特徴がある。今までのテロは、国あるいは都市の象徴的な場所が狙われていたが、今回はそうではない。

 例えば、2001年9月11日にアメリカで起こった同時多発テロでは、ビジネスの中心地である国際貿易センタービルに旅客機が2機突っ込んだ。さらに国防総省本庁舎(ペンタゴン)に、旅客機が1機激突した。いずれもアメリカを象徴する場所だ。

 ところが、今回のパリの同時多発テロは、レストランやカフェ、ライブハウス、スタジアムなど、観光客が多く訪れるというよりは、どちらかというとフランス人にとって日常的な場所で起こった。しかも、フランスに移住してきた移民の子孫たちが暮らす場所からもほど近い場所だった。フランス人にとっても移民の人たちにとっても、日常的に利用する場所で行われたということだ。

 ここから何が分かるのか。もしかすると、これはISのトップが、パリでのテロの詳細な計画を立て、命令したものとは違う経緯で行われたことなのではないか。つまり、組織的なテロとは異なる可能性がある。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連トピックス

    • 会員登録 ログイン
    • マイフォローとは?
    nikkei BPnet 会員サービス
    トピックを選ぶ!フォローする 自分のメディアを組み立てる! マイフォロー

    ランキング一覧を見る

    おすすめ情報【PR】

    締切間近のセミナー