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財部誠一の「ビジネス立体思考」ビジネス

小池都知事に踊らされた東京五輪騒動の結末(1/6ページ)

2016.12.19

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「IOCは競技会場をめぐる日本の騒ぎを見て大笑いしていたと思いますよ」

 組織委員会のある関係者は競技会場見直しをめぐる大騒ぎの背景には「オリンピック」に対する大きな勘違いがあるという。

何一つ変わらなかった競技会場

「小池都知事はボート・カヌー競技会場の宮城県長沼への変更案を突然ぶち上げたり、バレーボール競技会場の有明アリーナ新設から既存の横浜アリーナへの変更案などを言い出すなど、派手なパフォーマンスでメディアを賑わせましたが、競技会場は何一つ変わらなかった。それはそうですよ、すべての決定権はIOCが持っているのですから」

 それを端的に表したのが、10月18日のIOCのトーマス・バッハ会長との会談だった。経費削減には大いに賛意を示し、表面的には友好的な話し合いに見えたが、バッハ会長のこの一言は小池百合子都知事には致命的だった。

「オリンピックに立候補した時の約束を守ってくれ」

 立場の違いを見せつけた格好だ。さらにバッハ会長から「会場見直しはIOC、JOC、五輪組織委員会、東京都による“四者協議”でやろう」と呼びかけられたことで万事休すとなった。IOC、JOC、組織委員会は一体であり、多数決をとれば東京都は常に「1対3」で負けとなる。

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