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財部誠一の「ビジネス立体思考」ビジネス

財部誠一:インドモデルでアフリカ市場に挑むパナソニック(6/6ページ)

2016.06.27

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アフリカに残った日系最後の総合エレクトロニクスメーカー

 現在、パナソニックはアフリカに四つの拠点を持っている。南アフリカに支社、エジプト、ナイジェリア、ケニアに駐在員事務所があるものの、鳴かず飛ばず状態だ。治安の悪さ、資源価格による深刻な外貨不足で、アフリカでのビジネスはさらに難しくなっている。 

 そこでいきてくるのが「インドでの成功体験だ」と伊東はいう。

「ナイジェリアはいい軌道に乗った。現地に工場と販路の両方を持っている中国企業スカイワースと戦略パートナーになったからだ。高額なパナソニック製品も販路に乗せることができる。その背景はインドでのODMの実績だ。いずれアフリカでも数百億円規模の大きなビジネスが期待できるから協業できる」

 アフリカに残った日系最後の総合エレクトロニクスメーカーを率いて、伊東大三氏はどんな成果を残せるか。これは並大抵のことではない。注目していきたい。

財部 誠一(たからべ・せいいち)
財部 誠一(たからべ・せいいち)

 1980年、慶應義塾大学を卒業し野村證券入社。出版社勤務を経て、1986年からフリーランスジャーナリスト。1995年、経済政策シンクタンク「ハーベイロード・ジャパン」設立。金融、経済誌に多く寄稿し、気鋭のジャーナリストとして活躍。テレビ朝日系の『報道ステーション』、BS日テレ『財部ビジネス研究所』などに出演。近著に『メイド・イン・ジャパン消滅! 世界で戦える「製造業」をどう守るか』(朝日新聞出版)がある。
財部誠一のホームページはこちら

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