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財部誠一の「ビジネス立体思考」ビジネス

財部誠一:インドモデルでアフリカ市場に挑むパナソニック(3/6ページ)

2016.06.27

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中国企業へのODMで「商品調達の壁」を乗り越える

 だが伊東氏は社内を驚愕させる方法で「商品調達の壁」を乗り越えた。それが中国企業へのODM(設計、開発、生産の委託)だ。冷蔵庫や洗濯機などシロモノ家電だけではない。パナソニック本体では個人用のモバイル(携帯電話)ビジネスから撤退しているが、対照的にインドではモバイルに新規参入し、大きく伸びている。

 言うまでもなくモバイルの生産は中国企業へのODMだ。開発から中国企業に任せることで、インドで競争できるモバイルを手に入れることができた。

 パナソニック社内でも根強い中国企業アレルギーがある。インド市場にはインド品質で臨むといっても、中国企業が生産したモノに「パナソニック」ブランドをつけるのはいかがなものか、という懐疑だ。しかし伊東氏はインドでパナソニックが生き残るには中国企業へのODMが不可欠であり、問題の本質はいつまでも中国企業を見下す“ずれた感覚”だと伊東は強調する。

「日本企業には中国企業に対する偏見、上から目線が非常に強い。わが社の中にもある。当然、中国企業もそういう扱いをされていることをわかっている。だからこそ対等に、フラットに接すれば、彼らも信頼し、期待に応えてくれる」

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