• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

キーパーソン登場

記事一覧

都市経営の基本は、民間が稼ぐこと

清水義次 アフタヌーンソサエティ代表取締役に聞く

聞き手:黒田 隆明【2015.2.18】

公民連携の目的がコスト削減だけでいいのか――。CET(セントラル・イースト・トーキョー)、アーツ千代田3331、北九州家守構想、オガールプロジェクトなど、清水氏が携わってきたプロジェクトに共通する特徴は、不動産やエリアに新たな光を当てて、地域の価値を高めている点にある。公民連携事業における、行政の役割、民間の役割について、清水氏の考えを聞いた。

(写真:北山 宏一)

――清水さんが運営に携わっている「ちよだアートスクエア(アーツ千代田3331)」(東京都千代田区)は、廃校を利用した文化拠点として有名です。指定管理だと思っている人もいるかもしれませんが、実は「民設民営」で運営しているのが大きな特徴の一つです。

 はい、千代田区立練成中学校の跡地を我々自身で運営しています(事業者・コマンドA、清水氏が代表)。地代・家賃を千代田区に支払い、運営団体が水道光熱費などを負担し、修繕費の大半を負担し、なおかつ正社員とパートさん含めて25名ほどの従業員の人件費も自分たちで賄って、若干ですが黒字になっています。文化・芸術サービス活動を目いっぱい、年間約950ものイベントを開催し、60万人以上が来場します。

――事業展開は自由にできるのですか。

 ここは千代田区の文化拠点という性格上、文化拠点にふさわしい組織や企業以外はテナントとして入れてはいけないということになっています。また、来年度の活動計画はあらかじめ今年度中に千代田区に提出します。なおかつここでの活動に対する評価委員会があって、年に2回ほど活動内容と経営状況・財務内容のチェックを受けるという形になっています。

――清水さんがこのスキームを千代田区に提案したのですか?

 そうではありません。千代田区立練成中学が廃校になった後、区に設置された活用の検討委員会の答申に基づいて、ここがまず文化拠点という位置付けがなされました。文化拠点の運営者の公募があって、それに中村政人(現・東京芸術大学教授、3331 Arts Chiyoda統括ディレクター)と私が中心になって応募したものが選ばれました。土地・建物の暫定利用のコンペです。文化拠点としての活動内容だけでなく賃料条件も提案するというものでした。

年間で950件のイベントが開催され約60万人が訪れるちよだアートスクエア(アーツ千代田3331。データは2013年度実績)。地下1階、地上3階の館内には、アートギャラリー、オフィス、カフェなどが入居し、展覧会、ワークショップや講演会といった文化的活動の拠点として利用されている。(写真:アフタヌーンソサエティ)
[画像のクリックで拡大表示]
企画・運営
  • 日経BP総研


お知らせ

記事サーチ

都道府県別記事一覧

「新・公民連携最前線」の掲載記事を都道府県別にご覧いただけます。「地方創生」「CCRC」「コンセッション」など注目キーワードの記事一覧も用意しました。

pickup

ページトップへ