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事例研究

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新型リバースモーゲージで定住促進、土浦市と常陽銀行

中心市街地への住み替え促進で連携、他の自治体にも波及

千葉 利宏=ジャーナリスト【2015.2.18】

常陽銀行(水戸市)と、茨城県土浦市は、中心市街地活性化に関する包括連携協定を結び、「土浦市まちなか定住促進ローン」の取り扱いを2014年10月から開始した。同行の賃料返済型リバースモーゲージローン「住活スタイル」を活用して中心市街地への住み替えを促進する。

 リバースモーゲージとは、居住者が住み続けながら自宅を担保にして利用できるローンで、欧米で普及している金融商品だ。不動産の資産価値に応じて融資額が決まり、最後は自宅を売却して返済に当てる仕組み。日本では建物の資産価値があまり評価されないため、地価の高い土地に建つ住宅でしか利用できず、あまり普及していないのが実情だ。

自宅売却を前提としないリバースモーゲージ

 これに対して常陽銀行の賃料返済型リバースモーゲージローン「住活スタイル」は、自宅を所有したまま賃貸に出し、その賃料を担保に利用できるローン。同行によると全国の金融機関で初の取り組みだという。

賃料返済型リバースモーゲージローン「住活スタイル」の仕組み(資料:常陽銀行の資料を一部編集部で加工)
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 「住活スタイル」は、一般社団法人移住・住みかえ支援機構(JTI、代表理事・大垣尚司氏)が自宅を借り上げることが融資の条件となる。JTIは、国土交通省が基金を一部拠出する機関。50歳以上のシニア世代を対象に、最低賃料を保証して自宅を長期間、借り上げる「マイホーム借上げ制度」を2006年にスタート。この保証賃料が返済原資となるので、常陽銀行の「住活スタイル」を利用する場合は、最初にJTIの審査を受ける。賃貸住宅として重要な耐震性などをチェックしたうえで、最低保証賃料と保証期間が決まり、その範囲内でローンを借りられる仕組みだ。

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