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経営改革の巨人たちが残した名言ビジネス

経営の巨人たちの名言:「人間は本来、向上心があるのだから、問題を取り除けば意欲は熱気球のように上昇する」(樋口廣太郎)(1/3ページ)

2013.08.01

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 1985年、業界3位に甘んじていたアサヒビールのシェアは過去最低の9.6%となり、業界4位に陥落するのも間近と見られていた。アサヒビールではなく斜陽の「夕日ビール」と揶揄され、「せいぜいもって2年」「有効な手立てはもうない」と酷評される始末だった。

会議の議題は「新しく開発したお粥を売る」

 そんなアサヒビールに、新社長としてやって来たのが樋口廣太郎である。樋口は、アサヒビールのメーンバンクである住友銀行の副頭取を務めていた。

 樋口がアサヒビールに初出勤し、最初に参加した会議では「もうビールはダメだ。新しく開発したお粥を売ろう」という話が議題になっていた。ビール会社がビールではなくお粥に力を入れようとしていたのである。

 社内の雰囲気も最悪だった。営業部門と生産部門が責任をなすりつけあい、口もきかないくらいに反目していた。営業部門は「生産部門が良いビールを作らないから売れない」と主張し、生産部門は「良いビールを作っても営業部門の売り方が悪いから売れない」と応じた。責任転嫁によって社員のモチベーションは下がる一方だった。

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