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未来を切り拓く「未知への挑戦」ビジネス

打倒フェラーリの「下町ボブスレー」、大田区中小企業が世界に挑戦状を叩きつけた【前編】(4/7ページ)

2013.03.21

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リーマンショック、東日本大震災のダブルパンチ

――大田区の中小企業を広くPRしなくてはならないという思いを強くしたのは、何かきっかけがあったのでしょうか。

奥田 2008年のリーマンショックの後、受託加工型の町工場は仕事が急激に減りました。その状態から回復することができずにいたところへ、東日本大震災が重なり、厳しい状況が長く続いてきました。

 つまり、大手企業からの受託加工の仕事を待っているだけではどうにもならないということです。みずから何かを企画し、みずから作った製品を世の中にアピールして、自分で仕事を作っていかなくてはいけない。大田区の中小企業にかぎらず、日本中の中小企業がそうした状況に置かれています。

 だからこそ、さまざまな工業地帯で、町工場が協力して独自の企画を立ち上げているのだと思います。横浜市でも、中小製造業が自前のコマで戦う「全日本製造業コマ大戦」という喧嘩ゴマ大会を2012年から開催しています。

 ここ数年、町工場の側から世の中に対してPRする動きが一斉に出てきているんです。実は大田区でも、アーチェリー用品の製作を試みたりと、オリンピックを通してアピールできればと考えていた人たちがいました。そうした下地があったからこそ、下町ボブスレーというプロジェクトが一気に盛り上がったんです。

2012年全日本選手権での女子チームのスタートダッシュ
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