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未来を切り拓く「未知への挑戦」ビジネス

打倒フェラーリの「下町ボブスレー」、大田区中小企業が世界に挑戦状を叩きつけた【前編】(3/7ページ)

2013.03.21

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ものづくり立国・日本なのに日本製のそりがない

――スポーツ用品の中でも、なぜボブスレーだったのですか。

小杉 スポーツ用品であれば、やはりオリンピックを目指せるものがいい。しかも、用具の重要性が高く、日本製が存在しない競技という線で検討した結果、ボブスレーに行き着いたというわけです。

 ボブスレーという着想を得たのは、あるニュースもきっかけになりました。海外のボブスレー選手が、「日本はものづくりの国なのに、なんで日本人選手は外国産のそりに乗っているんだ」というコメントをしていたんです。確かにものづくり立国・日本で国産そりがないのはおかしい。「日本の選手のために日本のそりを用意したい」という気持ちが高まっていきました。

仙台大学が所有するそりを借り、流体解析の実験を行っているところ。2012年4月、そりを分解し構造を詳しく調べた
[画像のクリックで拡大表示]

 また、ちょうどその頃に東日本大震災が起き、被災地のために何かできないかという思いも強くなりました。ボブスレーは仙台大学など東北から選手が多く出ています。ボブスレーの国産そりを作ることで、東北の選手の夢に貢献できればという気持ちもありました。

 その後、株式会社マテリアルの細貝淳一社長(「下町ボブスレーネットワークプロジェクト推進委員会」委員長・ブレード専門部会長)を中心に戦略を練り上げました。ボブスレーをただ作るだけではなく、大田区として航空機分野や医療分野にもつなげられるようなプロジェクトを目指しています。

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