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竹中平蔵「複合連鎖危機」時代の経済リテラシー学ビジネス

竹中平蔵:第1回 増税する前に「三つの異常」を正し、3%経済成長をめざすべき(1/8ページ)

2012.02.24

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 日本がいま直面しているのは「複合連鎖危機」で、それにより日本の価値(Value of Japan)が揺らいでいる。そう指摘する竹中平蔵氏は、日本には「三つの異常」があり、それを放置したまま消費税増税をしても効果はないというのが持論だ。「三つの異常」を直すために誤った経済政策を是正し、3%の名目成長率をめざすべきだと語る。今回は「債務大国ニッポンはいま何をすべきか」についてのインタビュー第1弾である。

インタビュー/長坂邦宏 nikkei BPnet編集
文・構成/宮島 理

――リーマンショック以降、ただでさえ弱っている日本経済は、東日本大震災や円高、タイ洪水被害などで大きなダメージを受けました。今、危機的な状況にあると思いますが、日本経済の現状をどうお考えですか。

竹中平蔵氏(以下、竹中) 日本の未来を考える時に、「ここ数年の日本経済はちょっと異常である」という認識を持つ方がいいと思っています。

 たとえば日経平均株価を見てみると、2011年末の終値は8445円でした。日経平均株価を年末ベースで見れば、日本の株価は過去3年間で5%下落しています。

 一方、アメリカの株価はどうだったかと言えば、同じ時期に39%上昇しているんです。ユーロ危機と言われているヨーロッパでも、イギリスとドイツは25%上昇しています。

 これだけ株価が下がっているのは日本だけなんですね。さらにこの間、日本の就業者は140万人減っています。

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