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三木光範氏 特別インタビュー 創造力が引き出せない日本企業のオフィスビジネス

三木光範:最適な明るさで生産性を高める「知的照明」(1/10ページ)

省エネも可能、オフィスに四季の変化をつくり出す【後編】

2011.11.14

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 同志社大学教授の三木光範氏への前編インタビューでは、オフィス環境に対する外資系企業と日本企業の意識の違いをうかがった。そこで強調されたのは、「日本企業のオフィスは単なる『作業場』に過ぎない」という点だ。後編では、オフィスを創造空間にするために、三木氏が研究開発に取り組んでいる「知的照明システム」の内容とその効果、実証実験の展開について話を聞いた。

インタビュー/長坂邦宏 nikkei BPnet編集
文・構成/宮島 理

――三木先生が取り組んでいる「知的照明システム」とは、どういうものなのでしょうか。

タイトル
「知的照明システムは『人に迷惑をかけないシステム』でもあります」と語る同志社大学の三木光範教授

三木光範氏(以下、三木氏) 知的照明システムでは、一つひとつの調光・調色可能な照明が頭脳を持っています。その上で、照明システム全体として自律的に判断して、必要な場所に必要な明るさの照明を提供することができる仕組みになっています。

 ユーザーは一人1枚、カード型のセンサーを持っていて、それぞれ好きな明るさと光色(色温度)を入力します。自動的に個々のユーザーにあたる照明の明るさと光色が調整されますから、ユーザーは最適な照明の下で仕事をすることができるのです。

――しかし現在は、センサーを使って、オフィス全体の明るさを一定に保つシステムもあります。日差しが強くなれば照明を暗くし、日差しが弱まれば照明を明るくするといったように自動的に調整してくれます。そういう既存のシステムではダメなのでしょうか。

三木氏 既存のシステムは、あくまでオフィスを均一にしようというものです。「自分の座席だけこういう明るさや光色にしてほしい」という、個別の要求を満たすようにはなっていません。

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