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三木光範氏 特別インタビュー 創造力が引き出せない日本企業のオフィスビジネス

三木光範:日本企業のオフィスは「作業場」に過ぎない(1/8ページ)

誤った「3つの通念」がオフィス改善を阻んでいる【前編】

2011.10.31

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 歴史的な円高の影響により製造現場の海外移転が活発になってきた日本企業だが、オフィス環境に目を向ければ、そこには画一化された光景が見られることも少なくない。「海外企業との熾烈な競争に打ち勝つためには、創造性が生まれるオフィス環境を整備する必要がある」。そう訴える同志社大学教授の三木光範氏に、前編では外資系企業に遅れをとる日本のオフィス環境について語っていただいた。

インタビュー/長坂邦宏 nikkei BPnet編集
文・構成/宮島 理

――社員のやる気を引き出し、創造性を喚起するようなオフィスづくりが注目されています。ただ、そうした取り組みではどうしても外資系企業のほうが進んでいるように思います。

タイトル
「外資系企業の多くは自分たち好みの照明と内装に変更してしまいます」と語る同志社大学の三木光範教授

三木光範氏(以下、三木氏) 外資系の一例を挙げれば、日本マイクロソフトなどがそうですね。今年1月に2500人の社員が引っ越し、都内5カ所のオフィスを品川にまとめています。

 フリーアドレス制で、在籍している社員1人あたりのデスクスペースが広く取れるようになっています。食堂には、ゲームができるスペースも用意されています。

 また、ミーティングスペースでは、仕切りを取り除いて、オープンな雰囲気で使うことができます。芝生やベンチもあって、ピクニック感覚になれるスペースがある。オフィスのなかに異質な空間を作ることで、社員の発想力を高める仕組みが随所に見られます。

 品川グランドセントラルタワーの19~31階について、80億円かけて照明や内装をやり直したといいます。ビルが建つほどのお金を、オフィス環境の充実に費やしたというわけです。

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