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「快適空間」都市を感じるエコな暮らし建設

白井貴子さん、3000坪の森で、1947年製キャンパーでミニマル「エコ暮らし」。楽しい毎日を語る。(1/8ページ)

2011.04.08

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 1980年代、女性ロックシンガーの先駆けとして「学園祭の女王」と呼ばれた白井貴子さん。84年、シチズンの時計リビエールのCMに使われた「Chance!」やオールナイト・ニッポンのパーソナリティーとして覚えている人も多いはず。

 彼女は90年代、NHKの「ひるどき日本列島」のレポーターなどを経て、環境問題にも関心を深め、現在は音楽活動と並行し、多くの活動を手掛けている。

 その白井さんが一目惚れした土地が、伊豆半島にある3000坪もの森。「マーガレット・グラウンド」と名付けられたその土地に、1947年製キャンパーを置き、大地と一体になって暮らしている。いったいどんな住み方なのか、どんな思いで暮らしているのか、現地を訪れて伺った。近日公開予定の後編では、より突っ込み、人生の選択や環境への関わり方、今後の展開などについて聞く予定だ。

インタビュー/増田建治、波多野絵理
文/波多野絵理
撮影/中野和志

幼い頃の記憶が溢れ出る場所に辿り着く

 伊豆の閑静な別荘地の一角に広がる美しい木立。敷地の中に入っていくと、暖かい木漏れ日が日だまりを作る自然のままの広場が。その正面には、宇宙船のような流線型の年代物のキャンパーが1台。その右手はステージのように少しずつ高くなるなだらかな斜面で、畑や手積みの石垣が広がる。

ロックシンガー
白井貴子さん

――自然に包まれた場所ですね。どういう経緯でここを見つけたのですか。

白井貴子氏(以後、白井さん) もう94年からずっと、こういう自然の中の居場所を探していたんです。ロンドンから帰国してからずっとマンションに仮住まいで。夫の本田と私、ふたりともミュージシャンですから、自由に歌えて自由に演奏できる、そういう場所を探し、家を建てて住もうと思っていました。一応、ドラムも叩けるようなスタジオに住んでいたのですが、タイムリミットが来て、本格的に探そうということになりました。

 ちょうど海のゴミを拾うビーチコーミングにハマっていた頃だったので、神奈川県の海岸沿いで、自然があるところを順に探していきました。でもなかなか良いところがなくて。三浦海岸では畑を売ってもらおうと農家の方にお話をしたこともあったんですが、結局それもダメ。それでどんどん南下して、99年か2000年ぐらいでしたね。ここに辿り着いたんです。

――こんな場所が売り出されていたんですか?

 リゾート雑誌を見て不動産屋さんに紹介してもらったのは、最初はぜんぜん違う場所だったんですよ。私たちが「こんな感じ」と希望を伝えたところ、「実は良いところがあります」と言われた(笑)。

 実際に見ると、ほんとうに日本にこういうところがあるんだと思って驚きましたね。最初は湘南にこだわっていたんですけど、もっと地球の上に生きるということそのものに重きを置こうと決心して、こちらにしました。

――たしかに一目惚れしてしまうのもわかります。

白井さん この土地に入った瞬間、幼い頃の記憶がパァッと蘇ってきたんです。特に、この広場の奥から見る景色が私は好きで、木立を見上げた感じは特等席と思ってます。探し始めてからここまで10年近くかかったわけで、「やっと辿り着いた」気持ちになりました。

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