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【Q.12】「3R」って何のこと?

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【Q.12】「3R」って何のこと?

2010年03月01日 RSS  はてな 印刷

A. 「3R」の意味を一言で説明すると、環境と経済が両立した「循環型社会」を実現していくためのキーワードの頭文字をまとめたものである。

 具体的に「3R」は「Reduce」(リデュース)=減らす、「Reuse」(リユース)=再利用する、「Recycle」(リサイクル)=繰り返し使う、を示している。

 それぞれの文字の意味通り、「Reduce」(リデュース)は人間の経済活動によって生じる廃棄物を減らしていくこと。「Reuse」(リユース)は色々なモノを簡単に捨てずに、再利用できるものはできるだけそうしていくこと。そして「Recycle」(リサイクル)は再び資源として使えるようにすることである。

 3Rの考え方自体は目新しいものではないが、このところの環境に対する問題意識の高まりにあいまって「3R」という言葉が定着した。テレビCMでも、軽快なテクノソングと一緒に3Rの“宣伝”を若い人気女性タレントがPRしたことによって、一気に認知度が広まった。

 経済産業省では「3R政策」というホームページを立ち上げて、小中学生から一般消費者まで3Rの浸透を目指している。

 枯渇燃料といわれる石油を原料とするペットボトルを例に3Rを簡単に説明しよう。

 まず、ペットボトルをできるだけ使わない、ペットボトルの使用量そのもの、あるいはペットボトル1本当たりに使用する樹脂材料の量を減らしていく取り組みが「Reduce」(リデュース)である。そして、使用済みペットボトルをそのまま別の用途で使用し、できるだけ廃棄しない取り組みが「Reuse」(リユース)だ。例えば、天ぷら廃油の回収のために使用済みペットボトルを使い、その中に天ぷら廃油を入れて集積所に持っていくことなどがこれに相当する。

 そして、ほかの用途に再利用することを「Recycle」(リサイクル)という。

例えば、使用済みのペットボトルの場合は再び繊維や卵パックなどのプラスチック製品に姿を変えて繰り返し使われている。原材料としての再利用を特に「マテリアルリサイクル」ということがある。

 一方、燃やして、発電や温水づくりのための熱源(エネルギー源)として利用することを「サーマルリサイクル」と呼んでいる。

 3Rのポイントは、実際に行って初めて効果が出てくることだ。単なる標語としての3Rは意味がほとんどない。

 また最近では3Rだけでなく、「Refuse」(リフューズ)=余分なものは断る・取らない、「Repair」(リペア)=壊れてもすぐに捨てずできるだけ修理して使う、を合わせて「4R」や「5R」という表現が使われることもある。

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