仕事場の室温については、寒い・暑いというように体感的にわかりやすいので、自然にコントロールできる。それでも複数の人が仕事をする場合、体感は人によって違うので、管理者は客観的な室温に配慮したほうがよい。
湿度も重要だ。一般的に、オフィスの湿度は40%以上70%以下になるようにする。たいていはその範囲にあるのであまり問題ないとはいえるのだが、冬場は湿度を上げる方向で、夏場は湿度を下げる方向で空調を管理するとよい。

私が仕事場で使用しているドイツ製の温度計・湿度計・気圧計。温度計・湿度計は最近では安価で精度の高いデジタル製品が購入できる。
ライフハック的な注目点は気圧だ。温度計や湿度計を用意しているオフィスは多いが、気圧計を用意しているオフィスは少ない。気圧が仕事に影響しているかについて、医学的にははっきりしたことはいえないが、まったく無根拠ではない。講談社現代新書「気象で読む身体」には、ぜんそくを起こしやすい9つの気圧配置の例が挙げられ、概ね指針となることが示されている。
以下は私の経験談的ライフハックになるので、客観的な根拠があるわけではないが、もしかすると参考になる人もあるかもしれない。そのくらいの気持ちで読んでいただきたい。
ポイントは、高気圧から低気圧に移行するとき鬱になりやすいということ。私自身もそうだが、グループで仕事をするときのほうがはっきりする。気圧計と天気図を見ていると、グループ・メンバーの鬱傾向が予想できることが多い。
やりかただが、気圧計と天気図があるとよい。天気図だけでもよい。もちろん、基本的な天気図の見方は中学校の理科を復習しておこう。注意したいのは、高気圧から低気圧に比較的急速に移動するケースだ。特に、夜半に気圧の谷間(前線)が移動した朝が要注意になる。自分も含め、仕事場の雰囲気が暗くなることが予想される。客先の担当者がそういう傾向をもっていることもある。このライフハックのコーナーの話題からそれるが、恋愛や夫婦関係にも気圧の影響はありそうだ。
繰り返すが、気圧と健康や精神状態についてははっきりと科学的にわかっているわけではない。ごく経験的なライフハックにすぎない。それでも、私はもう10年も職場に、温度計・湿度計・気圧計を置いてときおり見て、経験的に確認している。時計を見て時間を知るように、気候の計測器を見ることで自然とのつながりも維持できる実感もある。














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