職場を生き抜け!

2007年12月17日

【第3回】「面接試験」でこれだけ話せば
内定!

〜面接官をうならせる突破術〜

読者からの“タレコミ”

 書類選考はなんとかクリアできているのですが、面接試験でいつも落ちています。たくさんの会社で不採用になるので、人格が否定されているような思いになります。中途採用の面接試験突破法をぜひ教えてください!

人事ジャーナリストが返信

 新卒にしろ中途にしろ、採用試験で最も対策に苦労するのが面接でしょう。多くの人が何をどのように話せばいいのか、分からないのではないでしょうか? 私も何度か採用試験を受験しているので、その悶々とした思いは十分分かるつもりです。

 その後、様々な会社の人事部を取材して、やはり、面接試験にも一定のからくりがあることが分かりました。そこで今回は、そのからくりに着眼しながら突破法を伝授します。

 まず、これまでの連載で述べてきたことを簡単におさらいしましょう。いずれも中途採用試験では、とても大事なポイント。忘れてしまった人は、連載1回から2回のページをもう一度読んでみてください。

  • 中途採用試験は現場主導(現場は営業部、経理部など)で進む。
  • 人事部は「調整役」。
  • 「職務経歴書」は、これまでの仕事の中で現場が求めているものと重なるものを中心に書き込む。そして、それがいかに深いか表現する。
  • 現場の責任者が知りたいこと=応募者がしてきた仕事の中でどのようなものが、自分たちが求めているものと重なるか、そしてそれがどれくらい深いか。

 上記を踏まえると、面接で面接官(=現場の責任者+人事部)があなたに尋ねてくることをおおむね予想できるのではないでしょうか? 面接官は応募者の職務経歴書を見て、「重なり」と「深さ」を確認します。面接では、この「重なり」と「深さ」を中心に聞いてくることは100%間違いがありません!

 面接時間は長くて30分、短いところは15分ほど。たったこれだけの時間で人を判断するのですから、余計なことを尋ねる余裕はないのです。

 応募者は、自分が書いた職務経歴書を見直して、「重なり」と「深さ」の部分をどんな角度から聞かれても答えられるようにすることが大切です。

 ここで注意! 筆者は採用試験に面接官として関わったことがあるのですが、応募者の中には、職務経歴書で書いたことを繰り返し話している人がいます。これでは、不採用になるでしょう。

 もう一度、繰り返します。面接官は、試験の前にもう職務経歴書を読んでいます。そう考えると、もっと「深い」ことを答える必要があるのではないでしょうか?

 その「深さ」について、前回、説明した職務経歴書をもとに解説してみます。

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著者プロフィール

吉田 典史(よしだ・のりふみ)
1967年生まれ。大学卒業後、通信社、放送局、出版社で、夜逃げする社長から総理大臣経験者まで、計1200人前後の取材をする。2005年独立以降は、ビジネス書、特に人事・労務分野で取材、執筆、編集を続ける。雑誌「人事マネジメント」(ビジネスパブリッシング社)、「企業と人材」(産労総合研究所)などで執筆中。著者に「すぐに使えるビジネス文書文例400」(成美堂)、「即解!2007年問題 トピック45」(九天社)、『年収1000万円!稼ぐ「ライター」の仕事術』(同文館出版)、『非正社員から正社員になる!』(光文社ペーパーバックス)、『あの日、「負け組社員」になった…他人事ではない“会社の落とし穴”の避け方・埋め方・逃れ方』などがある。ライターや編集者を志す人が集う「編集の学校・文章の学校」では取材、ライティングを教えている。

このコラムについて

職場を生き抜け!

「夜逃げした社長」から「総理大臣経験者」まで--。これまで計1200人を取材してきたジャーナリストが、読者から寄せられた「職場の悩み」に答えるべく、専門家、企業の人事担当者への取材を敢行する。毎回、マニュアル本では書かれなかった企業人の“本音”“ナマの声”を踏まえた現実の回答を探る。

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