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東京オリンピックがマンション投資市場に与える影響

 2013年9月8日、2020年のオリンピック開催地に東京が選ばれました。

 アベノミクスの「第4の矢」とも呼ぶ人がいるくらい、日本の経済に影響が出ることと考えられます。国内的にはさらなる景気の向上、それによって金利、株価、地価等の上昇が一段と加速されることも予想さています。すでにオリンピック関連株と呼ばれる建築、不動産、スポーツ関連などの株価が上昇を見せています。建築資材や人件費等の建築費もさらに上昇することも予想されます。現在建築資材費は円安の影響もあり、仕入れ値が上昇していますが、それを価格に転嫁できずにいますので、これを機会に一気に値上がりが始まる可能性も考えられます。

 またオリンピック村がつくられる東京湾岸部のマンションの人気も急上昇しています。

 現在発売されている新築ワンルームマンションは、いわば「デフレの真っただ中」につくられた物件です。今後発売されるマンションは値上がりも予想されます。

 不動産経済研究所(東京新宿区)の調べによると2013年7月の首都圏のマンション価格は、ファミリータイプのケースですが、平方メートル単価が前年同月比で12.2%も上昇しています。

 東京がオリンピック開催地と決まったことで、東京は世界の注目の地となっています。インフラが整備され治安が良好、企業も集まっている都市で、世界的に見て不動産価格が割安です。外国資本が日本の不動産に大量に流入することも予想されます。

 また外国人によるワンルームマンション投資も増加が予想され、その関連銘柄も上昇しています。

 現在は「デフレの最終期」となる可能性があります。今、不動産投資物件を購入するメリットとして、以下のことが考えられます。

 ・低金利をより長く享受できる
 ・まだ低価格のうちに購入できる
 ・将来の資産価値の向上が期待できる
 ・将来、東京エリアの住宅需要増加が期待できる
 ・インフレで今後家賃が上昇する可能性もある

 東京オリンピック開催が決定した9月8日にも筆者は東京でマンション投資セミナーの講演がありました。その前日にもマンション投資セミナーがありましたが、やはり東京オリンピック開催が決定した後では、お客様の熱気・投資意欲に段違いのものを感じました。

 今後、景気回復がオリンピックによって加速され、国内外の不動産投資資金が倍増する可能性があります。私たちは今、このような大きな潮流の変化のターニングポイントにいることは確実です。

 時流を見間違わないように、的確な判断で投資を進める目が必要とされてきます。過去の常識が通用しない、新しい時代の投資法が必要となってきているようです。

野中清志(のなか・きよし)
住宅コンサルタント/宅地建物取引主任者

株式会社オフィス野中 代表取締役
不動産株式会社を経て2003年に東京・中野に株式会社オフィス野中を設立。ファミリーマンション、コンパクトマンション・ワンルームマンションともにユーザーサイドに立ったマンションの選択眼を持つ。マネー誌などへの執筆、全国でのセミナー講演など多方面で活躍中。難しい内容もわかりやすく伝える、ウィットに富んだ話しぶりと、データに基づいた正確な市場分析が特徴。著書に『「売れる」「貸せる」マンション購入法』『ワンルームマンション投資法』(ともに週刊住宅新聞社)などがある。

■所属団体
社団法人日本不動産学界・会員
日本不動産ジャーナリスト会議(JREA)・会員

オフィス野中ホームページ
http://www.office-nonaka.co.jp/

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