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夏原武「隣は詐欺師」――ついに来た「すぐそばに詐欺師」の時代ライフ

夏原武:被害額が大きい投資系の振り込め詐欺。その「資金浄化」のトリックとテクニックは?(1/6ページ)

2012.11.29

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 今年10月までに被害額287億円に達し、すでに過去最悪だった平成16年(2004年)の数字を突破してしまった振り込め詐欺。一時は減少傾向も見られたが、ここ数年は再び増加している。

 その理由ははっきりしていて、社債などの投資を装った劇場型のパターンが増えたからである。もちろん、親族を装っての「使い込んでしまった」「事故を起こした」といったトラブル系も健在ではあるが、なにより被害額を増やしたのは間違いなく投資系の振り込め詐欺である。

全国370人から30億円を詐取

 こうした中、巨大グループが摘発され、リーダーが逮捕されている。

 架空の社債の代金名目で埼玉県三芳町の無職女性(83)から2千万円をだまし取ったとして、警視庁や兵庫県警などは19日、住所不定、無職、松下憲二容疑者(28)を詐欺容疑で逮捕した。同庁などは、同容疑者がリーダーの振り込め詐欺グループが全国約370人から約30億円を詐取したとみており、組織の実態解明を進める。
(日本経済新聞電子版 2011年11月20日)

 このグループは投資勧誘を装った手口を中心にしており、巨額の被害を生み出している。基本は典型的劇場型で、架空の社債を販売するパンフレットを送り付け、証券会社社員などを装い数倍で買い取ると持ちかけるもの。被害が広まったのは、通常のトラブル型振り込め詐欺に比べて、その手口についての注意喚起が足りなかったことも大きい。

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