日中、子どもだけになり心配

 共働きで日中両親が家にいない家庭では、子どもが学校から帰って子どもだけで家にいる状況は心配に違いない。今回、防犯診断でお宅にうかがった青柳さん(仮名)も、そうだ。

 お子さんは3人いるものの、上は中学生で部活が終わり帰宅するのは夜7時ごろ、下は2歳児で保育園から連れて帰るのはやはり夜7時ごろ、真ん中の小学生のお子さんだけ、午後3時ごろに帰宅して夜まで一人で過ごす。

 これまではマンション住まいだったので、まだ良かった。ところが、2011年12月以降は、元の住まいから歩いて10分ほどの場所に新築した戸建てで暮らす。戸建てはマンションと違って、容易に家に近づくことができるうえに窓が格段に多い。泥棒に侵入されないか、不安は高まる。

 しかも、北側と西側の敷地のすぐ外には、いわゆる赤道(あかみち)と呼ばれる、誰でも通行できる小道が通る。赤道とは、公図表示上の地番の記載のない土地で赤色で記載されることから、こう呼ばれる。赤道は分類上はりっぱな「公道」だ。そのため、家の周りを誰かがうろついていても、赤道の上であれば文句を言えない。

家が建つ敷地の北側と西側のすぐ外に赤道(あかみち)と呼ばれる小道が通る。土の部分(左の写真)と芝の部分(右の写真)が赤道。

 もちろん、新築にあたっては防犯性を向上させるため、いろいろな手立てを講じた。家づくりに対するこだわりはもともと強かったから、青柳さんはご自身で簡単な間取り図を描き、それをもとに設計・施工を進めてきた。