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新築なのに「防犯貧弱」。劇的改善を狙う ――「いちばん危ない窓」にはシャッターがいいのか? 面格子か? その「結論」(9/9ページ)

2012.01.24

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侵入されそうな窓に近付けさせないようにする

 鹿野さんのお宅の場合、防犯面での最大の弱点は人の目を期待できない点にある。そうである以上、窓の造りを強化し、泥棒に手間をかけさせるという時間稼ぎのための対策には限界がある。そこで効果を見込める手立てとしては、甘利氏が挙げたように、機械の目であるホームセキュリティの利用が考えられる。

 別の手立てもなくはない。人の目を期待できない建物の裏手にまで容易に入り込ませないように、そこに至る通路上に策を講じることだ。人感センサー付きの警報装置を設置する対策の他、人感センサー付きのライトを設置したり通路になる隙間に門を設置して普段は錠を掛けておく方法が考えられる。

 「泥棒は相対的に侵入しやすそうな家に狙いを定めるものです。警報装置やライト、門の設置にはけん制効果が見込めます。これらの設置を通して防犯意識の高さを外にアピールすることで、狙われにくくすることが可能です」(甘利氏)

 泥棒対策は必ずしも窓の造りの強化とは限らない。侵入されそうな窓にそもそも近付けさせないようにすることも重要な対策と認識しておきたい。

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甘利 康文(あまり・やすふみ)
セコムIS研究所 セキュリティコンサルティンググループグループリーダー
甘利 康文(あまり・やすふみ)

 慶応義塾大学工学部計測工学科卒業、同大学大学院修士課程修了。セコムIS研究所入社。その後、米国マサチューセッツ工科大学メディア研究所客員研究員を経て、セコムIS研究所セキュリティコンサルティンググループ創設と同時にグループリーダー就任。鎌倉女子大学家政学部非常勤講師。
 著書に『こんなときどうするの?—図書館での危機安全管理マニュアル作成の手引き』」(共著 日本図書館協会)、『朝日新聞ホームページ アスパラクラブ「住まい安心術」』『セコムが教える 防犯プロのアドバイス』(日経BP社)。

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