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細野透 「危ない建築」と「安全な建築」の境目を分けるもの 建設

鬼門に東京スカイツリー、裏鬼門に東京タワー。「千年に一度の巨大地震」の後、首都は「双塔の時代」を迎えた。(1/5ページ)

2011.10.13

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試練に耐えた2つの電波塔
 

 2011年3月11日、マグニチュード9の巨大な地震が東日本を襲った。その日、東京スカイツリーの頂部では、アンテナ用鉄塔のリフトアップ工事が行われている最中だった。地震動が伝わると、鉄塔は多くの作業員とともに、ゆっくり、大きく、長い時間にわたって揺れ続けたが、幸いにも作業員と塔本体に異常はなかった。

 当日の状態は、7月24日のNHKスペシャル「東京スカイツリー 世界最難関への挑戦」で詳しく伝えられた。現場にいた全員が、手に汗を握る緊張の時間を強いられたことを物語る、迫真の映像であった。

 そして、1週間後の3月18日。待望の高さ634mに到達した。

 一方、巨大地震に襲われた、東京タワーでは、最頂部のアンテナ支柱がわずかに曲がったものの、そこで耐えた。数日後には、補強工事を実施。さらに、地震から1カ月後の4月11日。展望台に「がんばろうニッポン」という光のメッセージを掲げた。

 2つの電波塔が、東日本大震災という試練に耐えたことは、多くの人に勇気を与えてくれた。

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