家で仕事をすることが多いから自らプランを描いた

 大学教員の大塚さん(仮名)は講義のない日は家で仕事にいそしむ。その家には、仕事柄たくさんの書物。だから、家にはこだわりたい。そんな事情から、家を建てるにあたっては自らプランを描き、設計・施工を依頼した住宅会社に渡した。

 しかし、建築や防犯のプロではない。自らプランを描いただけに、機能性には満足するものの、防犯性にまできちんと目が行き届いているかどうか、少々不安も残る。そこで、専門家の目で見てもらおうと、防犯診断を申し込んだ。

 依頼を受けて、診断を担当する専門家、セコムIS研究所の甘利康文氏とともに向かった先は、私鉄沿線の駅前に広がる住宅地。駅から街中に向かう人、街中から駅に向かう人、それぞれが大塚さんの新居前を行き交う。

 敷地は角地で駅のすぐ側と言って良い。駅と街との間を結ぶ坂道と、それに交差する通りに接する。この通りは敷地より一段低くなっており、その向こうは公園。敷地の高低差もあって、日当たりのいい開放感あふれる立地だ。