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マンション最上階、オーナー用の豪華なペントハウスにすら、意外な防犯弱点が! ――プロの泥棒の「下がりグモ」を、どうやって防ぐのか!?

編集協力/セコムIS研究所 甘利康文氏
文/茂木俊輔
写真/中野和志
2011年 2月16日

オーナー用ペントハウスに「下がりグモ」手口で……
 

 マンション最上階は案外、泥棒に狙われる。道行く人は、よほどのことがない限り上を見上げはしない。

 おまけに住んでいる人は、「ここまではだれも上がって来ないはず」と油断しがちになる。泥棒は、そこに突き入る。狙いはバルコニーだ。

 もちろん、そこまでたどり着けなければどうしようもない。地上から登っていくのではさぞかしたいへんだろうと思いがちだが、最上階であれば、上から入り込むという手口もある。

 上階からロープなどを伝って入り込む手口、通称「下がりグモ」。屋上に入り込めるなら、その危険がつきまとう。

 駅に近い築20年の賃貸マンション最上階に暮らす百瀬さん(仮名)は、まさにその危険を察知して、防犯診断を依頼してきた。診断を受けて、危険の程度と対策がはっきりすれば、マンションのオーナーとも相談したうえで対策を施そうと考えている。

 診断を担当する専門家、セコムIS研究所の甘利康文氏とともに、百瀬さんの暮らすこのマンションを訪ねると、築20年だけあり、防犯面では昔ながらの造り。エントランスはだれでも入れるし、あたりを見回しても防犯カメラは見当たらない。

 不審者は容易に侵入できる。

 エレベーターで最上階に上がると、そこには、百瀬さんの暮らす住戸だけ。もともと、マンションのオーナー用に設けられた豪華なペントハウスだ。

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