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急増する「売買差益型」詐欺。「売り手役」「買い手役」とも悪党でカモを「挟み撃ち」という、前代未聞の手口とは!?

作家 夏原武
2010年 12月9日

大がかりな詐欺が減り、代わって登場してきた詐欺とは?
 

 代引き詐欺など例外はあるものの、詐欺の多くは芝居がかったものである。道具立てや役者の出来不出来によって結果は大きく違ってくるあたり、まさに興行と同じだ。

 いまだ被害が続く振り込め詐欺など、その本質が恐喝であるにしろ、筋立てと演技に特徴がある。

 かつては、警察官・弁護士・医師といった役割分担が行われていたが、最近では役者を減らし、ツールや手段を変えたものが多い。

 本人であると思わせて事前に携帯番号の変更を連絡しておき、その後で金を要求する。これは、「騙した時に金を取る」のではなく、「本人と思わせておき、しかる後に騙す」形である。当然ながら、その本人と思わせる段階で「芝居」が行われているわけだ。

 本格的な詐欺団ともなれば…

●貸別荘を利用し、架空の会社や大物を登場させる
●六本木ヒルズなど有名かつ高級な場所に会社を置く
●豪華クルーザーにカモを乗せてクルージングする
●海外旅行に招待する

 ――などなど、経費をかけた仕掛けを作っていく。

 もちろんそれに見合った「収入」があるからやるわけだが、こうした大仕掛けは、基本的に減少しつつある。

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