「知らぬ間に納税」――それが印紙
手許に3万円以上の商品を買った領収書があったら、ぜひ見てほしい。
そこには収入印紙が貼ってあるか、あるいは「印紙税申告納付につき○○税務署承認済」といった記載がある。それは「印紙税」が我々の日常生活に溶け込んでいることを意味する。
「印紙税」とは、契約書や領収書などに課税される税金。
原則として、収入印紙を文書に貼り、消印することにより納税する。
不動産を購入したことがあれば、契約時に収入印紙を準備するよう指示されただろう。売買契約書に署名捺印をする際、同時に印紙を貼り付けて消印をした記憶もあるはずだ。意識しないまま消印をした瞬間に「納税」していたことになる。
では、日本でどのくらいの印紙税が納められているのか。
平成22年度一般会計予算に計上されている印紙収入は、1兆240億円。税収全体のうち2.7%を占める。個々の印紙の金額は少なくても、国家財政に大きく寄与していることがわかる。
身近にありながら、普段は気にもとめない「印紙税」の世界。今回はその世界を垣間見ることにしよう。



